松月のRhymes&Reasons

アメリカン・フォーク・ソングの言葉と想い そして源流をたずねる旅

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

「ハード・エイント・イット・ハード」 by キングストン・トリオ

このブログを開設して1年が経ちましたが、今もってキングストン・トリオ(The Kingston Trio)をメインでご紹介したことがなかったようですねえ・・・わたしとしたことが^^;

フォーク・ソングは「民謡」つまり民衆の間に生まれて歌い継がれてきた歌なのですが、商業的な大衆音楽が発達するにつれて忘れられようとしていました。1940年代以降、ウディ・ガスリー(Woody Guthrie, 1912-67)やウィーバーズが、民謡の伝統を見直し広めるために、さすらいながら歌っていたのが、「フォーク・リバイバル」の源流とされています。

キングストン・トリオは1957年、カリフォルニアの大学に通っていた3人によって結成されたグループで、ウィーバーズなどにはもちろん、カリブ諸島で発達した「カリプソ」(Calypso)という音楽にも興味を持っていたそうです。カリプソといえばハリー・ベラフォンテ(Harry Belafonte, 1927- )の「さらばジャマイカ」(Jamaica Farewell)という歌が思い浮かびますが、彼らはきっとそこに出てくる「キングストン」という町から名前をつけたのでしょうね。

彼らは民謡と大衆音楽を融合し、当時の大学生を中心とした若者たちに大きな影響を与えました。それがきっかけでブラザース・フォアやハイウェイメン、ニュー・クリスティ・ミンストレルズなどの多くのフォーク・グループが登場することになったのですね。

その影響はアメリカのみならず、日本にも及びました。特にニュー・フロンティアーズというグループは、「キングストン・トリオのコピーをさせたら本物よりうまい」と言われていたそうです。PPMMポールさんが教えてくださった、今年2月14日に赤坂で行われたフォーク・フェスティバルのレポートをコロ直さんが書いてくださっていますが(→こちら)、彼らはそこでキングストン・トリオの歌を3曲披露したそうです。

今日はそのうちの1曲、「ハード・エイント・イット・ハード」(Hard, Ain't It Hard)をご紹介します。彼らの初期の歌で、ウディ・ガスリーの作品です。この歌のように恋人に裏切られた方も、ほかのさまざまな悩みで希望が見出せない方も、今はつらい世の中ですが、軽快な曲を聴いて元気出していきましょうー!

キングストン・トリオはメンバー交代をしながら今なお現役で活動中ですが、今日はオリジナル・メンバーによるさわやかな演奏をお楽しみくださいね

☆メンバー紹介☆
デイブ・ガード(Dave Guard, 1934-91)
ボブ・シェイン(Bob Shane, 1934- )
ニック・レイノルズ(Nick Reynolds, 1933-2008)

http://www.youtube.com/watch?v=HDJZdbBzlT8
↑読んでいただけたら評価をお願いします。↓コメントいただけるとさらに喜びます☆

テーマ:懐かしのフォ-クソング - ジャンル:音楽

*** COMMENT ***

NoTitle

 キングストン・トリオ、正直、自分は「トム・ドゥリー」くらいしか知りませんでした。あとで、ウディ・ガスリーを聞き、好きなランブリン・ジャック・エリオットを聞いて、キングストン・トリオもそれらの曲を歌ってることを知った次第です。
 ザ・ニュー・フロンティアーズは、昨年、八戸に吉川忠英さんがライブでいらした際、キングストン・トリオのカヴァー・アルバムを出すことを聞き、購入しました。そのアルバムにもこの曲が入っています。驚くほど上手いので、失礼ですが、本物よりも・・・?(笑)
 ちなみにザ・ニュー・フロンティアーズのHPでこの歌の以前のヴァージョンを試聴することができます。
 URL: http://www.geocities.jp/gkq1hj68/new_frontiers.htm

kinsgton trio とニューフロンティアーズ

ハード・エイント・イット・ハード、この曲は、キングストン・トリオのライブでは、オープニングを飾ることの多い、軽快な曲です。彼らの魅力は、ずばり、他のバンドにはない土臭さとドライブ感でした。確か、1983年だったかと思いますが、キングストン・トリオとブラザース・フォアが、同時に来日、練馬区民センターで、ジョイントライブがありました。その時に、初めて生のキングストン・トリオに接して、
ブラフォーのソフトなハーモニーと比べ、彼らの迫力に圧倒されました。楽器の音も、ボーカルの迫力も、演奏のドライブ感も桁外れでした。ボブ・シェーンのボーカル、これは、CDや、レコードでは、わからない魅力と迫力がありました。正直言って、それ以前の認識、確かに、トム・ドゥーリーをはじめて聞いたときも、それほど、惹かれるところはなかったのですが、それ以来このバンドの魅力にはまりました。SCOTCH&SODAという曲のボブのヴォーカルは本当に素晴らしいです。全米では、とにかくこのバンドがNO.1だったのが、その時理解できました。
 ニューフロンティアーズに関しては、完璧な、英語に、キングストン・トリオの迫力に、更に、テクニックと繊細さが加わった、本当に素晴らしいグループです。アコースティックギターの第一人者の吉川忠英氏のギターとボーカル、瀬戸龍介さんの迫力あるボーカルなど素晴らしいの一言です。余談ですが、ユーミンの「やさしさにつつまれて」のイントロは、忠英さんの6弦と瀬戸さんの12弦ギターのスリー・フィンガーです。しかもキングストン・トリオの「朝の雨」のイントロみたいにしようということで録音したそうです。

彼らの昨年のアルバム、NEW FRONTIERS Sing The Kingston Trioのレコード会社のディレクターは実は私です。。ほとんど趣味といわれながらも、楽しい時間を過ごしました。


キングストン・トリオとブラザースフォー

キングストン・トリオとブラザースフォーは最近一緒にツアーをやったりしているみたいですね。
ちょっと集客力が落ちているからでしょうか、でも年配のファンの方々はお得なセットだと思います。(笑い)
ポールさんもPPMMでキングストンとブラフォーを演奏されているんでしたよね。いいとこどりで楽しそうですね。
僕も中学時代に友人とブラザースフォーを演奏してました。
でも日本のフォークバンドは圧倒的にキングストントリオ派の方が多いと思います。
演奏がリズミカルなものが多く若者には受ける要素が多いからでしょうね。
ポールさんがニューフロンディアーズのディレクターだったなんて驚きました。音楽業界にいらしたのは存じ上げていましたがディレクターをやられてたんですね。
それとニューフロンディアーズは本当に英語の発音がいいですね、日本人にしておくにはもったいない。(笑い) 演奏も素晴らしいです。

キングストントリオは日本のフォークソング界に多大な影響を残した素晴らしいグループだと思います。


NoTitle

いや、本当に驚いてしまいました。吉川忠英さんでしょう。石川鷹彦さんと並び、アコースティックギターでは昔から有名な人ですものね。その方々のディレクトをなさるとは、すごいですね。
 残念ながら、私はキングストントリオについてはあまりよく知らないのです。ブラザーズフォーは昔テレビに良く出ていたので聞く機会が多くあったのですが。
 でも、ビート感あふれる演奏は素晴らしいですね。これを機に、いろいろ聞いてみようと思います。

すごいすごい!

takabohさん、

ニュー・フロンティアーズの吉川忠英さんが八戸にいらして、聴きに行かれたのですかー。キングストンのアルバム、去年出したばかりなのですね。チェックしなくっちゃー。

サイトのご紹介、ありがとうございます。ハーモニーがものすごくさわやかできれいですね。この曲もよかったですし、ウディのもうひとつの曲「ハード・トラベリン」も素敵でしたv-218

PPMMポールさん、

キングストン・トリオってブラザース・フォアと同時に来日公演してるんですかー。確かにブラフォーは「静」、キングストンは「動」という感じがしますね。にぎやかなボーカルとバンジョーの響きがたまらなくいいですよね。

ニュー・フロンティアーズは、takabohさんのご紹介のサイトで初めて聴きましたが、英語がお上手ですし、確かに本物を超えてるなぁーという感じがしました。ユーミンの曲にもギターで参加していたとはビックリです。

>彼らの昨年のアルバム・・・ディレクターは実は私です。。

えええーっ、そうなんですかー!? すご~~~~~い!!!v-405

レモンさん、

キングストン・トリオとブラザース・フォアって最近も一緒にツアーしてるんですかー。本当にお得なセットですね。機会があれば行きたいです。わたしが行ったら会場の平均年齢若干下がったり・・・しないか(笑)。

Webで見る限り、モダン・フォーク系のコピー・バンドはキングストン・トリオのが圧倒的に多いようですね。それだけ日本人に強く支持されてきたってことなのでしょうねv-354

Georgeさん、

そうなんですかー。吉川さんは石川鷹彦さんと並ぶアコースティック・ギターの第一人者なのですね!

わたしもベスト・アルバムを軽くかじった程度で、PP&Mやブラフォーほど深く聴いていませんでしたが、ニュー・フロンティアーズを知って、彼らについてみなさんが熱心に語ってくださり、興味が持てたので、またじっくり聴いてみたいと思いますv-340

NoTitle

忠英さんのライブ、そのアコギの音の素晴らしさと演奏された曲がまた素敵なのと、失礼ながらそのお歳の割に若々しくて、ジョークは上手いし、実に素敵な方でした。
ニュー・フロンティアーズについて、興味を持ったのは、ライブの帰りに買った「HOOTENANNY」というアルバムにニュー・フロンティアーズの「Greenback Dollar」が入っていて、素晴らしく、その時はまたニュー・フロンティアーズの新譜は出ていなくて、出るとすぐに購入しました。しかし、こちらにディレクターさんがおられたとは驚きました。それで、この「HOOTENANNY」がまたアメリカン・フォークの名曲を日本のアーティストがカヴァーしていてこれがまた良かったです。オススメです。宣伝になってしまいました。m(_ _)m

“HOOTENANNY”

takabohさん、

よかったですねえ~v-238
彼のお上手なギターの演奏を生で聴いてみたいですね!

“HOOTENANNY”というアルバムがあるのですね。情報ありがとうございます。「グリーンバック・ダラー」もすごいですが、「ドナドナ」とか「風に吹かれて」とか「パフ」なども入っているのですね。アメリカン・フォーク好きにはたまりませんねえ^^最後の「ラスト・シング・オン・マイ・マインド」のインストゥルメンタルなんか素敵なんでしょうねv-352
http://www.jvcmusic.co.jp/-/Discography/A014536/VICL-62818.html

takaboh

 ご指摘の「ドナドナ」、「風に吹かれて」、「パフ」など、日本語の歌詞になっているのですが、これがまたよく歌に乗っていて、日本人も上手くなったと妙に感心した次第です。(笑)
 それから、さすが、松月さん! 「ラスト・シング・オン・マイ・マインド」のインストも素敵です。
最近は、こちらのような田舎にも、有り難いことに忠英さんとか、岡崎倫典さんとか、日本のすばらしいアコースティック・ギタリストが来てくれるので、楽しませてもらっています。

本当によかったですね☆

takabohさん、

おー、日本語の歌詞で歌われているのですか!
「ラスト・シング・オン・マイ・マインド」も素敵な曲ですよねー。
財政の問題もあるでしょうけど、田舎にもどんどん行ってほしいですよねv-392

HOOTENANNY

Georgeさん
このクラスのミュージシャンともなると、選曲プロモーション等のプランニング中心で、ディレクターというよりA&Rとしの役割が、ほとんどで、演奏、アレンジに関しては、ほぼお任せです。いわゆるライブ中心のアーティストとは次元の違うスタジオ・ミュージシャンとして何年もヒット曲のトラックを支えてきた確かな演奏力は、すばらしいです。


takabohさん
宣伝ありがとうございます。
HOOTENANNYの企画を、もともと忠英さんと進めていて、あの曲がいいとかこの曲がいいとか、ヴォーカルゲストは誰だとか、やっている際に、ニューフロのメンバーに連絡をとり、GREENBACK DOLLARを収録、さらに、彼らのライブがきまり、さらに、ニューフロンティアーズのアルバムもリリースすることになりました。
本当に、 ニューフロンティアーズでは、忠英さんの力強いギター、HOOTENANNYのアルバムでは、繊細なギターとコーラスワークが楽しめます。
HOOTENANNYのアルバムでは、ベテランの人たちとのカバーは、原則、英語でオリジナルに近い形、或いは、全くのオリジナルの作品、若いミュージシャンたちとは、特に日本語の歌詞で、その本質が捉えられやすいカバーにしています。皆さん本当に楽しいレコーディングでした。

レモンさん 松月さん
本当に忠英さん、素敵なおじ様ですよ。。トークも面白いし、還暦を越えてるとはとても思えない風貌ですし、以前にインストのアルバムや、ボサユニットでも、ご一緒させていただきましたが、これぞプロの匠のわざと言ったギタープレイは、すごすぎます。


NoTitle

ポールさん、

 ますます忠英さんが好きになってしまいました。私もHOOTENANNYを聞いてみようと思います。忠英さんは「ライトミュージック」という雑誌が遥か昔、アコギのプレイヤーの特集をした時、海外ではニール・ヤング、イーグルス、フィービー・スノウなどが紹介され、日本では拓郎、石川孝彦、揚水、安田裕美、麻田浩、日高富明、中川イサトなどと共に紹介されていました。この時紹介された人たちは、今はもう押しも押されぬギタリストですものね。アルフィーもまだいなかった時代ですよ。日高富明も素晴らしいギタリストでしたが、亡くなってしまい、本当にがっかりしました。ガロもCSN&Yを歌わせたら右に出る者はいませんでしたものね。深夜放送で拓郎の番組にガロがゲスト出演したとき、トミーがギター演奏の薀蓄を述べるのですが、拓郎が理解できなかったという場面を今でもよく覚えています。
 忠英さんはもうその頃からそのようなレベルに達した方なので、今の演奏を生できけば、もう「ぶっとん」でしまうでしょうね。聞いてみたいです。そんな方と一緒に仕事ができるなんて、ポールさん、幸せ者ですね!うらやましい!

営業上手すぎ!

ポールさんさすがに業界の人ですね。
Georgeさんに遅れまいとHOOTENANNYを僕も注文してしまいました。(笑い)

本当にすごいです!!

PPMMポールさん、

忠英さんと“HOOTENANNY”の選曲やミュージシャン選びをなさっていたなんて本当にすごいですよー。トークも面白くて、若々しいのですね。間近で素晴らしいギターを聴けたというのも、とってもうらやましいです!v-218

Georgeさん、

日本にも昔から素晴らしいギタリストがたくさんいらっしゃるのですね。忠英さんもその1人だったのですかー。彼の演奏を生で聴ける機会があれば最高でしょうね!v-304

レモンさん、

お、さっそく“HOOTENANNY”を注文されましたかー。レモンさん、よろしければレビューの記事を書いていただけませんか?なんて・・・v-295

コメントの投稿


No.94 「ハード・エイント・イット・ハード」 by キングストン・トリオ
上の記事を読まれたご感想・ご意見をお聞かせくださいね!
初めての方は、まずこちらへお立ち寄り願います^^♪ → 松月の芳名録

らいむ&りーずん(2011.4- )

現在、松月は千葉からゆる~く発信中♪

プロフィール( -2011.3)

松月

Author:松月(しょうげつ)
別名「日立の笛吹き娘」

20代ですが、アメリカン・フォーク・ソングに10年間も熱中しています。

茨城で演奏活動されている読者の方々の影響で、現在はブルーグラスに傾倒?
広場にティンホイッスルを持ちこんで、人と地球にやさしい?音楽を発信中。

ご感想・ご意見の書きこみ歓迎♪もちろん楽器(演奏の話)の持ちこみも歓迎♪各記事の下で、レッツ・セッション♪♪

初めての方は、こちらへどうぞ☆
松月の芳名録

YouTubeに演奏を載せています。
よかったら聴いてみてくださいね♪
The Whistlin' Gal from Hitachi

ごあんない
松月のお気に入りリスト
最近の記事
最近のコメント

コメントありがとうございます!

最近のトラックバック

TB元に直接飛べます!
松月の元記事は「←」で参照できます。

カテゴリ
月別アーカイブ

My Whistles


Dixon DX006D
(Tuneable Aluminium Soprano D)

Dixon DX107A
(Tuneable Aluminium Alto A)

緑のgoo

子どもたちや花々は 僕のきょうだい
笑顔でこころも 晴れわたるよ~
 -「ライムズ・アンド・リーズンズ」

いつもお世話になっております♪
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。