松月のRhymes&Reasons

アメリカン・フォーク・ソングの言葉と想い そして源流をたずねる旅

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「ガーデン・ソング」 by ピート・シーガー

ご当地キャラ「ハッスル黄門」さまも登場!

暑い日が続いていますが、全国のみなさんはいかがお過ごしでしょうか?
わたしはこの連休も、暑い中ずーっと仕事でしたが、とても充実していました。
この場を借りて、環境都市フェスタに来てくださった方々に感謝いたします

特に、子どもたちとのふれあいがうれしかったなぁ~
体験コーナーなどに熱心に取り組んでいて、笑顔がとても輝いていて・・・。
その気持ちをいつまでも忘れないでいてほしいなぁ、と切に思いました

さて、忙しかったこともあり、前回は詳しい解説ができず申し訳ありませんでしたが、Georgeさんから興味深いコメントをいただいたので、ほかのみなさんに向けても書かせていただきますね。

前回の“After the garden is gone”のgardenなのですが、特別な意味があるように感じました。それは「個人の庭」ではなく、「みんなの庭」・・・つまり、みんながともに生きる、すべてのいのちを育む「大地」のことではないかと思いました

第7回でご紹介した「雨にぬれた朝」にwet gardenというのが出てきますが、これは神の創造した庭のことであり、これに通じるものを感じたのです。

今回はgardenつながりでもう1曲、「ガーデン・ソング」(The Garden Song)という歌をご紹介します。曲調や詩の内容から、古い労働者の歌のように聞こえたのですが、実際はデービッド・マレット(David Mallett, 1951- )という(このブログの登場人物の中では若手^^)シンガー・ソングライターが、家族の営む農場で働いた経験に基づいて1975年に作った歌なのだそうです。この歌はアーロ・ガスリー(Arlo Guthrie, 1947- )やピーター・ポール&マリージョン・デンバーなど多くの人に歌われ、後に絵本にもなっています。

ここではフォーク界の長老ピート・シーガー(Pete Seeger, 1919- )の歌でお楽しみくださいね。キーボードのところにアーロ・ガスリーの姿も見られますよ。

http://jp.youtube.com/watch?v=u90qRE2F7CM


☆関連リンク☆
LEMON TREE レモンツリー : GARDEN SONG ガーデンソング
↑作者のデービッド・マレットによる「ガーデン・ソング」です!
始まりはいつもジョン・デンバー : Garden Song
ジョン・デンバーとマペットたちによる「ガーデン・ソング」です!

☆関連記事☆
「ぐんぐんぐん-みどりのうた」~日本語版「ガーデン・ソング」の絵本
☆松月のRhymes&Reasons☆

>Inch by inch, row by row, gonna make this garden grow
「少しずつ耕して、この庭を広げていこう」と言っていますね。

>Pullin' weeds and pickin' stones, we are made of dreams and bones
「我々は夢と骨でできている」なんて、昔の労働者の歌のように聞こえます。
この「雑草」や「石」は乗り越えるべき「苦難」も表しているのかもしれませんね。

>Tune my body and my brain to the music of the land
彼らは働きながら故郷の歌を歌って励ましあっていたんですよね。

>Mother Earth will make you strong if you give her love and care
大地を思いやれば、大いなる恵みとなって返ってきます。
自然との共生が大切なんですよね。

>In my garden I'm as free as that feathered thief up there
これは労働者たちが自由を求める歌で、彼らの作り上げるgardenとは、
彼らにとっての「理想の地」なのではないかと、わたしは感じました。 ↑読んでいただけたら評価をお願いします。↓コメントいただけるとさらに喜びます☆

テーマ:懐かしのフォ-クソング - ジャンル:音楽

*** COMMENT ***

暑い日が続きますね。

素晴らしいお仕事、ご苦労様です。
松月さんのやっている活動はまさにガーデンソングそのものですね。

ピートシーガーはフォークソングの伝道師というべき人です。
言葉を大事に歌っていて何を伝えようとしているかが良くわかります。
森山良子が息子の直太朗に活舌が悪いと文句を言っていましたが、フォークソングは雰囲気で歌うのではなくメッセージをきちんと伝えるという事が大事だと改めて感じました。
ビデオでは客席の人々が一緒に歌い出せないまま曲が終わってしまったような感じですが、心の中では歌い始めている感じが伝わってきます。ピートシーガーにもそれが伝わっていたように感じます。

我々も皆でそんな心の輪を広げていけたらと思います。
暑い日が続きます、お体に気をつけて

未来への種まき

レモン鈴木さん、
いつも応援してくださりありがとうございますv-299

>松月さんのやっている活動はまさにガーデンソングそのものですね。

・・・そう言われてみれば、未来へ種をまいて、みんなで幸せの庭を広げよう、という活動はまさに「ガーデン・ソング」ですね! 気づかせてくださりうれしいですv-344

ピートは本当にひとつひとつの言葉を大事に歌っていますし、「天使のハンマー」や「オールド・スモーキー」などでリードしているように、みんなで一緒に歌うことを大事にしていますよね。フォーク・ソングはメッセージの強い詩と、親しみやすいメロディを持っているので、上の2つのことがとても大事だと思います。

レモンさんもお体に気をつけて、すばらしい活動を続けてくださいねv-411

真摯な歌声

いい歌ですねー。初めて聴きました。
年をとって高音が少々出にくくなっていても
この真摯な歌い方には深い感動をおぼえます。

また一方では、若いジョン・デンバーの
明るくのびやかな歌声も気持ちいいですね!

ピートのスピリット

ゆうこさん、

「ガーデン・ソング」を気に入っていただけてうれしいですv-254
これは70年代後半の映像ですから、ピートは50代後半ですね。
これだけでもすごいなぁ、と思うのですが、

さらに深く感動したのが、ゆうこさんがご紹介されている
ウィーバーズの2003年の「聖者の行進」・・・。ピートは84歳!?
確かに見かけはすっかりおじいちゃんですが、
気持ちはとても若さにあふれているのを感じます。
彼が今なおお元気な理由がわかるような気がしますね・・・v-398

30年前の宿題

「私の兄弟」ありがとうございました。長年のモヤモヤがすっきりしました。そこでもうひとつ、30年ほったらかした宿題に手をつける気になりました。

この「ガーデンソング」、私が初めて手に入れたピートシーガーのLP"Circles&Seasons"に入っていました。畑仕事をしたり、庭いじりしたりして気分がいいといつも「インチバイインチ、ロバイロー」と歌っています。すぐ後でジョンデンバーも"Jhon Denver"で取り上げていました。

宿題というのは、ピートシーガーが変えて歌っているその歌詞が分からないことでした。彼はこう書いています。"I have changed a few of his lines, so we're reprinting it here as he does it."

調べればいろいろ出てくるものですね。もし単語や綴りが違っていたら教えてください。色をつけたところが変えているところです。

Inch by inch, row by row
Gona make this garden grow
gona mulch it deep and low
gona make it fertile ground

Inch by inch, row by row
Please bless these seeds I sow
Please keep them safe below
Till the rain comes tumblin' down

Pullin' weed and pickin' stones
We are made of dreams and bones
Need a spot to call my own
Cause the time is close at hand

Grain for grain, sun and rain
Find my way in natuer's chain
Tune my body and my brain
To the music of the land

Plant your row short or long
Season with a prayer and song
Mother Earth will make you storong
If you gove her love and care

Old crow watching from a tree
He's got his hungry eyes on me
In my garden I'm sa free
As that feathered thief up there

やっぱり宿題は自分やるべきですね、ライム発見です。上3行がきれいにそろっています。あきらかにピートシガーはライムを整えるために歌詞を変えていますね。(ジョンデンバーも"Grain for grain"のところを"Rainful rain"と歌っています。)

スペルミス

失礼、2ヶ所もスペルミスしてました。訂正です。

storong は、strong
sa  は、as   

賛歌とプロテストソング

何度もすみません。もうひとつミスがありました。giveがgoveになっていました。

ピートシーガーの変更で一箇所気になったところがあります。"straight and long"を"short or long"にしたところです。意味が反対というか、かなり違います。私の想像ですが、「まっすぐに、長く」が、効率よく生産を増やせという資本主義的考えというか、何か自然破壊につながると彼は感じたのではないでしょうか。怒りの葡萄でいえば、農民から土地を奪いトラクターを使う側とトムジョードの側と。ウディガスリー的というか、金子みすず的というか。

この歌、身近な自然、小さな自然の賛歌として本当にいいですね。大自然の賛歌なら「ロッキーマウンテンハイ」にとどめを刺します。"Circles&Seasons"(79年)の当時は、のんびりと自然賛歌を歌っていればよい状況ではありませんでした。ですから見事なプロテストソングがA面の1曲目にありました。この歌は、多分ご存知ですよね。スライドショーがとてもいいので貼り付けておきます。

http://www.youtube.com/watch?v=lmD9IJh1Cr0
"Gabage"

"Whose garden was this"とならぶ傑作だと思います。"Whose garden was this"はご承知のように「沈黙の春」の寓話をそのまま歌にしたものです。"Gabage"の方は、同じく「沈黙の春」にある次のようなたとえ話を我々人間に知らしめようとしているのだと思います。

「生態系における人間の存在は、瀬戸物屋に闖入した、象のようなものだ。」

「沈黙の春」が出てもうすぐ50年長かったのか、短かったのか。

ストレートなメッセージ・ソング

marcoさん、

ピート・シーガー版の「ガーデン・ソング」の歌詞は
(スペル・ミスをのぞけば)上に書いていただいた通りで間違いないはずです。
(念のため、ピートの歌詞ページをご紹介しておきますね。)
http://www.peteseeger.net/songsby.htm

補足すれば、6~7行目は、オリジナルのデービッド・マレットの歌詞では
“Someone bless ~”となっています。Someoneなのにblessesとなっていないのは
「仮定法現在」という、まだ現実となっていない要求や願望を表す表現法だからで、
「誰かが私の蒔くこれらの種を祝福してくれますように」という意味になります。

ピートがこの部分を“Please bless ~”に変えたのは、口語的な表現にすることで、
相手(土)に直接話しかけるように気持ちを伝えるためではないかと思っていますv-343

2番で“Man is made of ~”“We are made of ~”に変えているのも同様かと。

オリジナルも各連1~3行目、5~7行目と、4・8行目のライムが整っていますので、
ピートは「ライムを整えるため」ではなく「伝わりやすい表現」に変えたのでしょう。
ちなみに、ジョン・デンバーも“Grain for grain”と歌っていますよ。

“short or long”については、わたしも考えてしまいましたが、
確かに自然破壊のことも考えているのかもしれませんね。
「自分のできる範囲で植えて、大事に育てなさい」というメッセージなのかもv-298

“Garbage”ですね。もちろん知ってます。これを初めて聴いた時は衝撃を受けました。
ピートはストレートな歌でもって、我々がどう行動すべきかを考えさせてくれますねv-339

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No.41 「ガーデン・ソング」 by ピート・シーガー
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らいむ&りーずん(2011.4- )

現在、松月は千葉からゆる~く発信中♪

プロフィール( -2011.3)

松月

Author:松月(しょうげつ)
別名「日立の笛吹き娘」

20代ですが、アメリカン・フォーク・ソングに10年間も熱中しています。

茨城で演奏活動されている読者の方々の影響で、現在はブルーグラスに傾倒?
広場にティンホイッスルを持ちこんで、人と地球にやさしい?音楽を発信中。

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