松月のRhymes&Reasons

アメリカン・フォーク・ソングの言葉と想い そして源流をたずねる旅

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「勝利を我等に」 by ジョーン・バエズ

七夕の空の下、北海道ではいよいよ洞爺湖サミットが開催されますが、
わたしたちも平和への願いをこめて、一緒に歌を歌いましょう!

「勝利を我等に」(We Shall Overcome)・・・これはわたしが初めて覚えた英語の歌だったかもしれません。フォーク・ソングを好きになったのは中2の時ブラザース・フォアを知ったのがきっかけだったのですが、それよりも前から父の持っていた古い歌集を見て知っていました。そして、ラジオでジョーン・バエズの歌を聞いて感動し、父の古いギターを引っぱりだして真似して歌っていました^^

今回取り上げることによって、この歌の背景を知るよい機会が与えられました。元々はアフリカから奴隷としてアメリカへ連れて来られた人たちが励ましあうために歌っていたゴスペル・ソングで、1940年代に労働者たちのストライキで歌われていたのを、ピート・シーガー(Pete Seeger, 1919- )たちが編曲して、公民権運動の歌として世界中に広まったのだそうです。

そして、公民権運動の指導者キング牧師(Martin Luther King Jr., 1929-68)もこの歌にとても励まされ、彼が有名な“I Have a Dream”の演説を行った1963年のワシントン大行進でも象徴的に歌われたそうです。ジョーン・バエズは若い頃に彼の講演を聴いて感動し、公民権運動に協力するようになり、その時にもデモの参加者に頼まれ、喜んで35万人もの人たちと一緒に歌ったのだそうです。

詳しくはこちらのサイトをご覧になってくださいね☆

今日の映像は1969年のウッドストック・フェスティバルでのパフォーマンスです。
ジョーンが親切にリードしてくれますので、みなさんもご一緒にどうぞ

http://jp.youtube.com/watch?v=XPONpG32ZmQ
☆松月のRhymes&Reasons☆

>We shall overcome someday
大学時代に文学部の教授から教わったのですが、
willは主語の「意志」を、shallは(主語以外の意志による)
主語の「義務・当然・運命」を意味するのだそうです。
なのでこの場合は「(わたしたちを愛してくださる神の御力によって、)
わたしたちは打ち勝つのです」というような意味になると思います。

>Deep in my heart I do believe
このdoはbelieveを強めています。強く信じていれば・・・ということです。

>We are not afraid today
このフレーズはキング牧師によって生まれたのだそうです。
いつかきっと平和に暮らせる日が来る、と歌うだけでは何も変わらないんですよね。
今、恐れずに立ち向かっていくことが大切なんだ、と訴えているように思います。

平和を勝ちとるにも、戦わなければならないのですね。
それは人を傷つけるのではなく、自分の心に潜む恐れや憎しみとの戦いで、
overcomeとは、そういったものに打ち勝つということなんだろうな、と思いました。 ↑読んでいただけたら評価をお願いします。↓コメントいただけるとさらに喜びます☆

テーマ:懐かしのフォ-クソング - ジャンル:音楽

*** COMMENT ***

NoTitle

willとshallの違いがうまく理解できなかったのですが、松月さんの説明でだいぶクリアーになりました。そういえば、第2次世界大戦中、マッカーサーがフィリピンを追われて去る時、 I shall return. と言って去っていったという逸話がありますが、なぜ、willではなくshallといったのかこれでよくわかりました。マッカーサーがフィリピンにまたもどってくる状況が作り出されることを確信していたから、あのような発言をしたのでしょうね。
 アート・ガーファンクルの I Shall Sing という歌もそのように考えるとずっと神々しく感じます。歌う命運にあると解釈すると響きが重くなりますね。
 松月さん、どうもありがとうございました。とても勉強になりました。

shall

Georgeさん、
さっそくのコメントありがとうございますv-238

この歌は讃美歌としても歌われているようで、宗教的な意味合いが強く、やはり後ろには神や主の大きな存在があると思いますね・・・。

shallは厳かで神々しい響きがするのであまり使われませんが、willよりも強い決意を表明するのに使われることがあるようですね。これは、はっきりとした未来像が、自分の心にそれを成し遂げるように強く呼びかけているイメージなのでしょうね。

“I Shall Sing”(アートのソロ曲ですね^^)もなんとなくゴスペルっぽいというか、教会でみんなで手をたたきながら歌われていそうですねv-259v-424v-411

NoTitle

これ有名な歌というか語り継がれるれる歌ですね。
とは言っても私、バエズの歌を聞いた(バエズと知って)のは映画ウッドストックのジョーヒルて歌なんです。
当時まだ小中学生!

「ウッドストック」

oyaji910さん、
いつもありがとうございますv-22

ほんとに何でも聴いていらっしゃるのですね!こちらでご紹介している歌は当時は(なかなかじっくりとは聴けなかったでしょうけれど)身近なものだったでしょうし、小中学生の頃っていろんなものを吸収しますものね。

「ウッドストック」って映画になっていたのですね。これも要チェックかもv-392v-353

今でもラジオでフォークやカントリーの特集があればかじりついて聴いていますが、ジョーン・バエズの「ジョー・ヒル」や「朝日のあたる家」などよく流れていますね♪

NoTitle

松月さま
映画ウッドストックは初日に行きました。(大人ばかりで怖かった。笑)興業的には不入り。
フォーク系の人はバエズ、アローガスリー(息子)、リッチーヘブンス(黒人サンかっこよかった)ぐらい・・・
バエズはディランとの「ローリングサンダー・・」のツアーと
LIVEエイドが印象に残ってます。

「ウッドストック」その2

oyaji910さん、
ありがとうございます♪
初日に行かれたのですか~!すごく積極的で、尊敬します~^^
アーロ・ガスリーはウディ・ガスリーの息子さんですね。
リッチー・ヘブンス・・・はよく知りませんが^^;こういう場所で活躍している黒人さんってかっこいいし、笑顔がとっても輝いていて素敵なんですよね・・・v-398
あとザ・バンドやCS&Nも出ていたそうで、気になっています。

ウッドストック追加

律儀にレスありがとうございます。
バンド(ウエイト最高!)、ウッドストックの映画、サントラどちらにも収録なし。(残念)
CS&N、映画では期待はずれ。何故かサントラにはYも
参加の曲が・・・もちCSN&Yはスーパーグループ。

「ウッドストック」その3

oyaji910さん、
えぇー!?ザ・バンドは収録されなかったんですか!
CS&Nも「期待はずれ」なんですか~。
何度もありがとうございましたv-411

NoTitle

こんばんは^^
この曲聞いたことありますねぇ。大学のアメリカの歴史を学ぶ授業で、ビデオ鑑賞した時に、そのビデオの中で流れていて、そこで覚えたような気がします。
キング牧師の"I have a dream"のスピーチも、中学生の時に英語の授業で出て来て、ビデオでそのスピーチの様子も見たことがあります。

授業で!

sayaさん、
こんばんはv-410

わぁ、大学でアメリカの歴史をやっていたんですね~!
わたしも大学の教養の授業で、R&Bが大好きな教授からアメリカ音楽の歴史を教わったのですが、わたしが熱烈なフォーク・ファンだと言ったら、かなり驚かれました。

中学校の英語の授業でキング牧師のスピーチをビデオで見せてくれたのですね!
歌も熱心に取り上げてくれるし、なんていい先生なんでしょうv-238
わたしは高2の時、図書館のリサイクル・コーナーから簡単な英語で書かれたキング牧師の伝記をもらって帰り、夏休みに熱中して読んでいました。懐かしいなぁ~v-352

NoTitle

はじめまして
この曲にはすごい過程があるのですね。感動しました!
私は吹奏楽部に所属しているのですが、キャンプハウスという人の「ローザのための楽章」という曲の中に挿入されていました。

ありがとうございます

ロトムさん、

ご来訪ありがとうございます。
熱心に読んでくださったようでうれしいです!
吹奏楽からのアプローチは初めて知りました。

終戦の日を迎えるたびに、わたしたちは心の中に
平和への思いを持ち続けなければならないと再認識します。
この歌を思い出させてくださり、感謝ですv-299

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No.36 「勝利を我等に」 by ジョーン・バエズ
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らいむ&りーずん(2011.4- )

現在、松月は千葉からゆる~く発信中♪

プロフィール( -2011.3)

松月

Author:松月(しょうげつ)
別名「日立の笛吹き娘」

20代ですが、アメリカン・フォーク・ソングに10年間も熱中しています。

茨城で演奏活動されている読者の方々の影響で、現在はブルーグラスに傾倒?
広場にティンホイッスルを持ちこんで、人と地球にやさしい?音楽を発信中。

ご感想・ご意見の書きこみ歓迎♪もちろん楽器(演奏の話)の持ちこみも歓迎♪各記事の下で、レッツ・セッション♪♪

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