松月のRhymes&Reasons

アメリカン・フォーク・ソングの言葉と想い そして源流をたずねる旅

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サイモン&ガーファンクル会議室演奏オフ会れぽーと Part 5

これまでのお話
サイモン&ガーファンクル会議室演奏オフ会れぽーと Part 1 / Part 2 / Part 3 /
Part 4

今回はPart 4の追記の続きで「『グレイスランド』の新発見!?」を書きますね☆

8年前に聴いて以来、今でも一番のお気に入りアルバム、ポール・サイモンの「グレイスランド」に収録されている「コール・ミー・アル」(You Can Call Me Al)にティンホイッスルのソロが入っていることに気づいたのは、今からほんの2,3か月前のことでした。それまではずっとあの音はシンセサイザーか何かだと思い、気にも留めなかったのですが、

きっかけはこの曲のミュージック・ビデオでした。俳優のチェビー・チェイス(Chevy Chase, 1943- )が歌うのを見て、小柄なポール・サイモンはうんざりした様子でサポートに回るのですが、間奏で30秒ほど(意外とノリノリで)笛を吹いているんですよ!

よくよく見れば、ポールの吹いているのはティンホイッスル・・・しかもあの青い歌口は「ジェネレーション」のニッケル管っぽいです。残念ながら指がちゃんと動いていない(いわばエア・ギターならぬエア・ホイッスル)ので、キーはよくわかりませんが(笑)
(曲のキーはFなので、これを実際に演奏するならC管かB♭管が適切でしょう。)

http://www.youtube.com/watch?v=AsEjsIbWq88


それで「まさか!?」と興奮しながら「グレイスランド」の小冊子を見直してみますと、
“Pennywhistle Solo: Morris Goldberg”と書いてあって、驚くと同時に感激しました!

実は、ペニーホイッスル=ティンホイッスルは、アイリッシュだけの楽器ではなかったのです。1950年代に南アフリカで流行した「クウェラ」(Kwela)というジャグ風のストリート・ミュージックがあり、高価な楽器が買えなくても手軽に楽しめるように、安くて持ち運びやすいホイッスルが好まれ、メイン楽器として使われていたというのです!

下の映像はオーストラリアのクウェラ・バンドの演奏です。
(これに“Feelin' Groovy”をのせて歌いたくなるのは、わたしだけでしょうか!?)

http://www.youtube.com/watch?v=sv4kQ0FkVwk


もともと高価なサックスの代わりとして導入されたものなので、クウェラでのホイッスルはB♭やE♭のキーが主に使われるようです。アイリッシュにはまず必要ないキーなのに、B♭やE♭のホイッスルが普通に生産されているのは、サックスの代わりとしてホイッスルを使いたい方々の需要があるからなのではないかと、勝手に解釈しています。

でも、中には「“The Third World”=アイルランド」な方々もいらっしゃいました(笑)
すごーい、ホイッスルとアイリッシュ・フルートがかっこいいですね~!

http://www.youtube.com/watch?v=aOHTAlBcxWU


ついでにこれも・・・こちらはむしろブルーグラスなアレンジの“Gumboots”です。
フィドルとバンジョーが調子よくて、お客さんたちもノリノリです!
Cabinet - Gumboots - Molly Brannigan's Irish Pub

もうひとつ・・・こちらもブルーグラスな“Graceland”です。
ドブロが「光り輝くナショナル・ギター」のイメージにぴったりだと思います。
Hemisfair - Graceland

No.137で「グレイスランド」について「ポールは南アフリカへ向かったけれど、心は自分の音楽の故郷へ向かったのでしょうね!」と書きましたが、ポールが南アフリカの音楽を聞きながら懐かしさを覚えたという「アメリカの1950年代の音楽に近いサウンド」って、実はブルーグラスに近いものなのかもしれません。アルバム全体が明るく軽快で、3コードを核としたものすごーく単純なコード進行で構成されていることも特徴ですね

こうして、アルバム「グレイスランド」が松月の演奏活動につながっていると感じられ、昔からのお気に入りアルバムがさらに好きになってしまったのでした

ちなみに、現在ポールは新アルバムを出す準備をしているのですが、
「ブルーグラスのボーカル・グループが参加している」らしいのです!
楽器も参加してくれればさらにうれしいのですが・・・とにかく楽しみです!!

ポール・サイモンとブルーグラスのつながりについては、また新しい記事に書きたいと思っていますので、どうぞお楽しみに~!
↑読んでいただけたら評価をお願いします。↓コメントいただけるとさらに喜びます☆

テーマ:音楽を楽しもう! - ジャンル:音楽

*** COMMENT ***

ペニー・ホイッスル

松月さん、こんばんは。
「コール・ミー・アル」のホイッスルは私も大好きです。
’87年のアフリカン・コンサートや2000年のパリ・ライヴでは、シンセサイザーで代用?していましたが、
やっぱり、本物のホイッスル演奏のライヴが聴きたいなあと思いました。
(松月さんの演奏、楽しみに待ってます♪)

「メイキング・オブ・グレイスランド」のDVDでは、Morrisさんが、ホイッスルを吹いている映像がちょっと見れます。
ポールが吹いているのと同じ、青い歌口のですね。

私は笛というと、小・中学校の音楽の授業で習ったリコーダーしか持っていないのですが、
この曲のキーがFなら、ソプラノ・リコーダーでも吹けるのかなと思って、
引っぱり出して、ちょっとトライしてみました。
吹き方が下手糞なので、ピッチもちゃんと合わせられないんですけど、楽しいですね。

「僕とフリオ・・」のポールの口笛の部分も、笛で吹いてみると、面白いかも♪
ポールの新アルバムも楽しみですね。
また、いろいろ教えて下さい。ありがとうございました。

NoTitle

松月さんのポール・ミュージックへの愛情の深さに敬服いたします。

おととしの春、ニューヨークでポール自身のプロデュースによるトリビュート・コンサートがありましたね。いろいろなミュージシャンがポールの曲を歌いました。
あのときGone At Lastがブルーグラスで歌われたのです。誰が歌ったか忘れました(失礼)
これは素晴らしかった!
それから、確かアリソン・クラウスがGracelandを歌いましたね。
あれも良かった。

こうもりさんがこのコンサートに行っていますので、談話室にリポートが残っているはずです。

Dsus4さん、こんにちは。
あちこちですれちがっていても、きちんとご挨拶申し上げていませんでした。
イッシーです、よろしくお願いします。
Dsus4さんはギターにお詳しいですね。これからもよろしくお願いします。

ポールのギター大好き!

松月さん、こんばんは。
イッシー&バッシーさん、はじめまして。こちらこそ、挨拶が大変遅くなってしまって・・

私はポールのギターに参ってしまってS&Gファンになってしまった人間ですが、
社会人になって以降は、ろくに練習していないので、
いつまでたっても、万年初心者レベル・ド下手の横好きのままです。
情報に乏しい田舎に住んでおりますので、
ネットでイッシーさんのようにギターの上手な方にいろいろ教えていただけるのが、
もう楽しくて、うれしくて・・本当に感謝しております。

今は、去年の日本公演での「キャシーの歌」の最後のほう、歌詞でいうと
Weave their weary paths and die
12フレットあたりのハイ・ポジションで弾いていた(ように見えた)ところがよくわからなくて。
どんなコードで弾いていたのか、教えて下さいませ(あつかましいお願いでスミマセン)

イッシーさんと私は、たぶん同年代くらいだと思うのですが、
松月さんのような若いファンの方がいて、こんな素敵なサイトを作って下さっているのは、
本当にうれしいことですよね。
これからも、よろしくお願いします♪



ご精読ありがとうございました!

Dsus4さん、

ポールの映像を探して見た限りでは、シンセサイザーなんですよねー。
モーリスさんは南アフリカ出身でサックスなどを吹いていたということなので、
クウェラ・スタイルのホイッスルにもかなり詳しい人なのでしょうv-410

>「メイキング・オブ・グレイスランド」のDVD

自分「グレイスランド」大好きなのに、これを知らなかったとは、はずかしい~v-401
モーリスさんが「ジェネレーション」のニッケル(←ほぼ決めつけ^^;)を
吹いているんですね!? どのキーを使っているのかも気になります。

ちなみにわたしは「コール・ミー・アル」の間奏はC管で練習しています。
ソプラノ・リコーダーと同じキーです。好きな曲が吹けるのは楽しいですよねv-341

実は6月の「美野里フォーク・フェス」で、S&G好きなK山さんかmickeyさんと
「僕とフリオ」の間奏も試してみたんですよ。失敗しましたけど^^;
でも、この曲はキーがAなので、スタンダードなD管で無理なく演奏できますね。

イッシー&バッシーさん、

その美野里でお会いしたK山さんから、静岡のブルーグラスの集まりで
フィドル&マンドリンで「コダクローム」が演奏された、という話も聞いたし、
ひそかに“Gone at Last”もブルーグラスに合いそう、なんて思っていたのですが、
実際に演奏されていたんですねー!!v-405

それって“Brooklyn Academy of Music”でのトリビュート・コンサートですね!?
こうもりさんのレポートを見つけたので、楽しく読ませていただきました。
http://koumori.cool.ne.jp/sandgforum/bbs/c-board.cgi?cmd=ntr;tree=3919;id=meeting#3919

気になる“Gone at Last”を歌った方は・・・
な~んと、ジリアン・ウェルチじゃありませんかぁ~~~!!(大興奮)v-345

幸運にも音源発見!(提供者のborninさんって、No.91にコメントくださった方!?)
http://www.youtube.com/watch?v=elTA5AGFeKs

はじめ“Will the Circle Be Unbroken”かと思いましたが(笑)
デヴィッド・ローリングスとのハーモニーも、本当に素晴らしいですね!v-424

キャシーズソング

松月さん、恐縮ですがこの場をお借りして、Dsus4さんへの業務連絡(笑)をいたします。

Dsus4さん、
>「キャシーの歌」の最後のほう、歌詞でいうと Weave their weary paths and die
>12フレットあたりのハイ・ポジションで

この歌詞の直前、コードがGのところで、12フレット2・3・4弦のハーモニクスを出します。
Weave theirからはAmですので通常のポジションに戻ります。
最近のポールは「Slip Slidin' Away」でもこのハーモニクスを効果的に使っています。
ご一緒にいろいろ研究したいと思います。

ありがとうございました♪

イッシーさん、回答ありがとうございます。すみません、急に質問してしまったりして・・
あの歌詞の間は、ずっとハイ・ポジションで、
I know that~から、やっとロー・ポジションに戻ったように見えたので・・
http://www.youtube.com/watch?v=8fiwwF_8qsE

松月さん、勝手にギターの話題を振ってしまって、ごめんなさい。
ポールとブルーグラスのつながりは、よく知りませんので(私だけか・・)
また、いろいろ教えて下さいね。

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No.200 サイモン&ガーファンクル会議室演奏オフ会れぽーと Part 5
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らいむ&りーずん(2011.4- )

現在、松月は千葉からゆる~く発信中♪

プロフィール( -2011.3)

松月

Author:松月(しょうげつ)
別名「日立の笛吹き娘」

20代ですが、アメリカン・フォーク・ソングに10年間も熱中しています。

茨城で演奏活動されている読者の方々の影響で、現在はブルーグラスに傾倒?
広場にティンホイッスルを持ちこんで、人と地球にやさしい?音楽を発信中。

ご感想・ご意見の書きこみ歓迎♪もちろん楽器(演奏の話)の持ちこみも歓迎♪各記事の下で、レッツ・セッション♪♪

初めての方は、こちらへどうぞ☆
松月の芳名録

YouTubeに演奏を載せています。
よかったら聴いてみてくださいね♪
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