松月のRhymes&Reasons

アメリカン・フォーク・ソングの言葉と想い そして源流をたずねる旅

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「思い出のグリーングラス」 by ジョーン・バエズ

今年の春は寒い日が続きましたが、ようやく過ごしやすい季節になりましたね。
休日に青い草原に出て、楽器を練習できるのが本当にうれしいこの頃です

前回「青い草」の話題も出たことですし、「グリーン・グリーン・フェスティバル」の続きで、今回は「思い出のグリーングラス」(The Green, Green Grass of Home)をご紹介しようと思います。

わたしは小学生の時から森山良子(もりやま・りょうこ、1948- )さんが大好きでよく聴いていたのですが、この歌も彼女の歌で覚えました。アメリカン・フォークに夢中になってから、彼女のコンサートに行ったのですが、彼女は1969年に日本人で初めてカントリーの聖地・ナッシュビルでこの歌をレコーディングしたことを知って驚きました。

しばらくぶりに帰省して、何も変わっていない我が家や子どものころに登った樫の木、両親や大好きな人に笑顔で迎えられ、緑の草が茂る故郷に帰るのはいいなぁーという幸せな気持ちが、穏やかな風景の描写や、きれいなメロディに表れていますね。なお、作詞者の山上路夫(やまがみ・みちお、1936- )氏は「翼をください」の作詞者でもあります

森山良子さんの「思い出のグリーングラス」です。
http://www.youtube.com/watch?v=p2LGraFJGIA

この歌はもともとアラバマ州出身のカーリー・プットマン・ジュニア(Curly Putman Jr., 1930- )によって書かれたものでした。父の持っていた古い唱歌集に、上の日本語の詩と並んで、原曲の英語の詩が2番まで載っていたのを覚えています。
原詩もまた「日本語の詩はまさにここから生まれた」と言えるような、故郷の穏やかな情景が浮かぶ素敵な詩だと思いました

1966年にトム・ジョーンズ(Tom Jones. 1940- )に歌われ、英国で大ヒットしていますが、わたしにとってはジョーン・バエズのレコードが思い出のバージョンです。それを聴いて初めて3番の存在を知ったのです。

3番の歌詞の意味:
目が覚めて見回せば 四方を囲む灰色の壁
そして気づくんだ そう、夢を見ていただけだったと・・・


・・・ゆ、夢!? 故郷へ帰ったのは夢だったの!?
「生まれ故郷に立ったら夢が覚めた」んじゃなかったの!?


「灰色の壁」ってことはまさか・・・そう、その「まさか」でした。最後に「故郷の緑の草の下に横たえられる」と歌われますが、実はこれは死刑囚の歌で、埋葬されてようやく故郷の土に触れられるのだという意味だったのです。今はもう慣れましたが、昔のわたしにとってはあまりにショッキングな内容でした。子ども向けの唱歌集や日本語版で原詩の3番について触れられていないわけがわかります

ジョーン・バエズもこの歌を1969年にナッシュビルでレコーディングしています。この歌に関しても、森山良子さんはジョーン・バエズの影響を受けたのかもしれませんね

http://www.youtube.com/watch?v=aQhKqlOccHE
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テーマ:今日の1曲 - ジャンル:音楽

*** COMMENT ***

NoTitle

私はトム・ジョーンズの歌でこの曲を知りましたが、
歌詞の内容を知った時は衝撃的と言うか、感動して涙が出ました。

今回、ジョーン・バエズのバージョンを初めて聴きましたが、こっちも中々良いですね!
松月さん、ありがとう!

NoTitle

ご無沙汰しております。
この歌はトム・ジョーンズのもジョーン・バエズのもいいですね。
森山良子さんのバージョンも素敵でした。
日本語バージョンは、数年前N○KFMで「みん○のうた」の特集をやってて、そこで聴いた記憶があります。

列車から降りると故郷は変わってないように見える
そこで出迎えてくれるのはママとパパ
道を行くと、金色の髪の毛とサクランボのような唇のメアリーがいる
ペンキがひび割れて乾いているけども、古い家はまだ建っている
昔よく上に登って遊んだ樫の木がある
みんな優しく笑って僕に会いに来てくれている
故郷の緑の草に触るのはいいもんだ


こういう歌詞から穏やかな内容の歌かと思ったら・・・。e-447
全部夢だったんですねぇー。
まさか死刑囚の歌だったなんて・・・。(エキサイトでやっていた頃コメント欄で教わったのですが。コメント欄見れなくなっててごめんなさいですe-330)→http://sayac.exblog.jp/2601059/

一番言いた詞をカットする音楽界

残念ですね、訳される時に故意にされるのだと思います。ジョン・バエズの「ドンナ・ドンナ (ドナ・ドナ)」も3番が訳されていません。(邦訳:岩谷とき子さんでしたか)、ウディ・ガスリーの「This Land Is Your Land (我が祖国)」などはスクールでは途中までしか習いません。こういう事が沢山あります。残念な事だと思います。
私たちは詞の意味をする努力も必要なのですね。

NoTitle

ジョーン・バエズ
本当に美しい歌声ですね。
あんまり英語の歌詞がわからないんですが、
この曲に限っていえば、確かに子供は知らなくてもいいかも
しれないですね・・・。

松月さん、いつも素晴らしい歌を紹介してくださって
ありがとうございます。

3番の真実

お返事遅くなってしまって申し訳ありません・・・v-356

OTさん、

トム・ジョーンズで、感動されたのですかー。
わたしも涙が出ましたけど、ショックの方が大きかったです。
ジョーン・バエズも、よかっぺー?v-411

sayaさん、

しばらくです。いつもコメント感謝ですv-344
日本語バージョン、「みん○のうた」でやってたんですね♪
3番の真実は、exciteで教わったんですね。見れなくてざんねんー。
じゃあせめてTBだけでも送りたいのですが・・・ムリかな?

タウン・ワンダーさん、

何度も知らせてくださったのに、遅くなってすみませんでした。
「ドナドナ」は確か子牛が売られて焼肉にされちゃうんでしたっけ?
(うそうそ・・・そのうち取り上げますので、ノータッチで^^;)
「わが祖国」は大事なところが歌われませんよね。これは残念ですv-393

もっちょむさん、

ご来訪ありがとうございます!

グリム童話なんかと一緒で、原作は残酷ということがよくあります。
この曲に限らず、「ドナドナ」もそうですし、「大きな古時計」も
おじいさんが亡くなった後、売られて解体されてしまったそうです。
子どもたちに真実を伝えるべきか、伝えないべきか・・・v-390

NoTitle

松月さん、こんんちは。
お返事ありがとうございます。

前回のコメントで間違いがありました。邦訳者は“安井かずみ”さんでした。岩谷さんには失礼な事してしまいました。

売られた仔牛は焼き肉にされたのでは決してありませんよ・・・勿論ですよね!!

売られた仔牛は3番ではこんな意味で歌われています。

>仔牛たちはしばりつけられて屠殺された
>そのわけを決して知ることがないままに
>けれども、誰にとっても自由は大切な宝ものさ
>あの空を飛びまわる ツバメと同じように


これでやっと作者の願いが伝わってくるわけなのです。

ちなみに「ドナ・ドナ」ではなく「ドンナ・ドンナ」が正確と思います。

松月さんの、「ドンナ・ドンナ」の解説を心待ちにしています。

NoTitle

私も20歳代にジョーンバエズを聞いていました。レコード盤ではなく、オープンリールのレコーデッドテープでした(オープンリール??の方の方が多いですね)

バエスの怒りと悲しみを含んだ歌声は若い心に突き刺さる様で、それが良かったんですけど。
多くの若い兵士がベトナムでが理不尽に死んで行った時代背景もあったでしょうね。

NoTitle

なんだかこのところちょっと疲れぎみです。
僕自身の年齢のせいもあるかもしれません。(笑い)

この曲、あまりにきれいなメロディーで3番の意味は考えても見ませんでした。
「花はどこへ行った」も同様なことを訴えているのでしょうし、こうした曲は以外に多いのかもしれません。
日本人はなかなかこうした曲は作れませんね。それは国民性というものなのか。
はじめから諦めているようなところがありますから。
でも一人一人がもっと自分に責任を持たなければいけませんね

ドナドナなどなど

タウン・ワンダーさん、

お返事&ご指摘ありがとうございます。
安井かずみさんでしたかー。わたしも歌集で確認しましたv-87

うー、「そのうち取り上げるからノータッチで」って言ったのに~(笑)
3番の“bound and slaughtered”という表現に生々しさを感じます。
「ドンナ・ドンナ」じゃなんか間が抜けて聞こえませんか?・・・失礼!

てりーさん、

オープンリールで聴かれてたんですねーv-304
わたしは父がレコードから録音したカセットテープでした。
怒りと悲しみを含んで聴こえましたかー。やはり時代の影響でしょうね。

レモンさん、

お疲れでしたかー。どうかゆっくり休んでくださいませv-350
特に「物語の歌」には裏に教訓のようなものがあると思います。
確かにわたしたちは残酷なことや、それがどこかで起こっている現実を
なかなか受け入れられず、顔をそむけてしまっていると思います。

NoTitle

コメント欄で「ドナドナ」について触れられていますが、私はもう涙があふれて仕方がありません。何にかというと、もう皆さんおわかりですよね。

宮崎県の牛の殺処分ですよ。人間って、なんと残酷なんでしょう。人間が生きていくためには植物や動物の犠牲をしいらなければならないのですが、今回はあまりにもかわいそうで仕方がありません。

肉牛たちですから、いずれは殺され、人間に食べられるのですが、口てい疫に対して、もう少し何とかならなかったのでしょうか。ひどすぎますよね。私の読んでいる地方新聞には、ある獣医さんのお話がのっていました。彼は難産の子牛を取り上げ、先日その子牛を殺しにいってきたそうです。涙があふれて、その後のインタビューにもうまく答えられませんでした。

せめて、少なくとも、一度はしをつけたら、絶対に残さない、そして、他の生き物の命を頂いているんでという気持ちで「いただきます」を言いたいと思います。

今回の口てい疫の犠牲になった牛たちに、祝福あらんことを!

宮崎県の牛の殺処分

Georgeさん、

ご無沙汰してます。わたしも「ドナドナ」が浮かんで涙が止まりませんでした。
何も知らない牛たちだけでなく、動物を助けるはずの獣医さんもつらかったでしょうね。
与えられたいのち、お互いに大切にしなければいけませんね。

また「ドナドナ」を取り上げた時に触れると思いますので、よろしくですv-238

NoTitle

自分も小学生の頃、森山良子のこの歌を聞いていました。なんで、松月さんと同じなんでしょう?

しかし、宮崎牛の悲劇は、本当にもっとどうにかならなかったのか、とニュースを見ていると行政の対応も腹立たしくなりました。

動物がほんとに可愛そうです。かつての日本人は、こうではなかったはずです。合掌

ありがとうございます

takabohさん、

そうでしたかー。なんででしょうねー(笑)
takabohさんはきっとリアルタイムでしょう。
わたしの森山良子さん好きは両親の影響です^^;
宮崎牛のことはまた「ドナドナ」の項で議論しましょうv-410

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No.181 「思い出のグリーングラス」 by ジョーン・バエズ
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らいむ&りーずん(2011.4- )

現在、松月は千葉からゆる~く発信中♪

プロフィール( -2011.3)

松月

Author:松月(しょうげつ)
別名「日立の笛吹き娘」

20代ですが、アメリカン・フォーク・ソングに10年間も熱中しています。

茨城で演奏活動されている読者の方々の影響で、現在はブルーグラスに傾倒?
広場にティンホイッスルを持ちこんで、人と地球にやさしい?音楽を発信中。

ご感想・ご意見の書きこみ歓迎♪もちろん楽器(演奏の話)の持ちこみも歓迎♪各記事の下で、レッツ・セッション♪♪

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