松月のRhymes&Reasons

アメリカン・フォーク・ソングの言葉と想い そして源流をたずねる旅

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「明日に架ける橋」 by サイモン&ガーファンクル

今回はわたしにとって、3月の卒業の季節を思い起こさせる作品をご紹介します。
サイモン&ガーファンクルの「明日に架ける橋」(Bridge Over Troubled Water)。
このアルバムが世に出てから今年で40年になりますが、エバーグリーンです。

明日に架ける橋明日に架ける橋
(2003/12/17)
サイモン&ガーファンクル

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このアルバムにはゴスペル、フォルクローレ、ボサノバ、レゲエなど、アメリカのオールド・タイムやワールド・ミュージックの要素が織りこまれています。でも、アルバムとしてまとまっていると思えるのは、どの歌からも「別れ」「旅立ち」「新たな決意」といった共通のテーマが感じられるからです。それはあたかもサイモン&ガーファンクルの解散(というかソロ転向)をそれとなく表していたかのように感じられます。

「明日に架ける橋」はポールが最初の奥さんに捧げた歌といわれますが、「フランク・ロイド・ライトに捧げる歌」や「ニューヨークの少年」と同じように、アート・ガーファンクルへの想いもこめて、彼が歌うように書いたのではないかと思います。アートのこの歌と、ポールが優しく歌うもうひとつの愛の歌「ソング・フォー・ジ・アスキング」をブックエンドのようにアルバムの両端に置いたのには深い意味があるような気がします。

この歌はまさに2人にとっての、また、ベトナム戦争などで混乱していた1970年当時の世の中にとっての「明日に架ける橋」だったと思います。シンプルでまっすぐなメッセージは「最もポール・サイモンらしくない詩」だと思いますが、人々の心に力強く訴えたことでしょう。その後もつらい時はいつでも人々の心の支えとなっていました

ポールが「グレイスランド」で訪れたアフリカでは、アレサ・フランクリン(Aretha Franklin, 1942- )が教えてくれた歌として広まり、教会で讃美歌として歌われています。

2001年の9.11の後にも、人々はみんなでこの歌を歌っていました。No.126に書いたように、ポール自身もこの歌を熱唱していました。一方アートは祈りの意味をこめてか、その後のツアーではよくポールの「アメリカの歌」を歌っていました。その頃わたしもこの2曲に強く励まされていました。いつでも希望を持ち、支えあえる仲間を持ち、強く生きることの素晴らしさを感じさせてくれる、わたしにとっては大事な、大事な歌なのです

関連記事 → サイモン&ガーファンクルとの出会い

そして2003年「グラミー功労賞」の受賞を機に2人は再結成して「オールド・フレンズ・ツアー」が始まりました。それ以来「明日に架ける橋」は2人で仲よく歌われています。1番をアート、2番をポール、3番は2人でハモるというスタイルで、2人の友情の架け橋が修復されたと感じられるハーモニーが感動的で、わたしはこの現在のバージョンが一番好きです。日本公演で聴いた時もしばらく涙が止まりませんでした

現在のアートのツアー・メンバーでもあるピアニスト、ウォーレン・バーンハート(Warren Bernhardt, 1938- )氏による伴奏も華麗で素晴らしいですね。それに、響きに真鍮のような重みと輝きが感じられると思ったら、オリジナルのE♭より半音下げてDで演奏されていますね。このキーならわたしのホイッスルで吹けます・・・うれしい~

下の映像はNo.153でお話しした「ロックの殿堂」25周年記念コンサートです♪

http://www.youtube.com/watch?v=UVDg8fVC4EQ
↑読んでいただけたら評価をお願いします。↓コメントいただけるとさらに喜びます☆

テーマ:'70年から'80年の洋楽 - ジャンル:音楽

*** COMMENT ***

NoTitle

S&G・・・「明日に架ける橋」を聴きますと、何故か涙が出るんです。

何度も聴いていた時代があり、本日久々に聴きました。
1970年、私は高校を卒業して夜間の大学に通う日々。
ギターを抱えてどうしても覚えたかった歌詞。
歌はその時代に自分を誘ってくれますね。

blogramから訪問しました。
以前も訪問した事がありましたが、あらためてブログに訪問できて
良かったです。
ありがとうございました。

音の世界遺産

私の閑散BLOGにも書きましたが、音の世界遺産
として歌い継がれてるいくと思います。
とにかく聞いてみてくださいと声を大に・・・。
先日、LIVE・1969購入しました。(新品で千円だ
った!)このアルバム発表前のLIVE、音はともかく
「明日に架ける橋」披露した感動伝わってきました。

NoTitle

こんばんは^^
「明日に架ける橋」って、ポールの最初の奥さんに捧げた歌だったんですかー。知りませんでした。
歌の中の"silver girl"って、「銀色の乙女」ってことですよね。
9.11の時にも歌っていたんですね。元気が出る歌ですね。
動画見ました。「ロックの殿堂入り」の25周年のコンサートの様子ですかー。2人とも元気そうです^^

思い出の歌

こんにちはv-22

サイモン&ガーファンクルといえば、私にとっては小学校時代に器楽クラブで演奏したこと、中学時代に下校放送で流れていたことが印象的な思い出ですv-238

ポール・モーリアの演奏で「明日に架ける橋」が下校放送の最初の曲で、次に「コンドルが飛んでいく」が流れていましたv-341

「明日に架ける橋」は友情の歌というイメージがありますが、最初の奥さんに捧げた歌なのですね。

曲も歌詞も時代を越えて多くの人びとを感動させる素晴らしい歌ですよね。本当に私にとっても思い出深い歌ですv-344

永遠の名曲

こんばんは。
私の世代には、まさに「エバーグリーン」な曲ですが、
松月さんのように若い世代の方には、どのくらい知られているのでしょう?

2003年以降、S&Gでこの曲を歌う時は、1・2番はD,間奏でバーンハート氏が巧みに転調して、
3番はE♭で歌っていたのですが、
去年のオーストラリア公演から、最後までDになりましたね。
松月さんのようにホイッスルで演奏しても素敵でしょうね。

silver girlは奥さんの若白髪のことを表現しているとか(^^;)

高校の卒業式の日、たまたま日直に当たりました。
日直は学級日誌を書かなくてはいけないのですが、
何を書こうかと悩んだ挙句、「明日に架ける橋」の3番の歌詞を書いたんです。
旅立ちの日にふさわしい気がして・・
その日誌は、今も担任の先生が大事に保管して下さっているそうです。

友情の架け橋

風光さん、

そうでしたかー。リアルタイムの方にとっては
本当にその時代へ誘ってくれる、思い出深いものでしょうね。
わたしでさえ、毎晩のように聴いていた高校時代を思い出すのですからv-341

再度のご来訪ありがとうございます。というか、いつでもいらしてくださいな♪
この歌のように、みなさんの気持ちを和ませたいと思っているのですからv-411

oyaji910さん、

「イマジン」やこの歌は「音の世界遺産」だと話してくださいましたよね。
わたしもみなさんと一緒に、素晴らしい歌を進んで歌い継いでいきたいですv-264

「Live 1969」はわたしももちろん持ってます。(新品で1000円っていいなぁー)
できたてホヤホヤの「明日に架ける橋」は、アートのみずみずしい歌声と
故ラリー・ネクテル氏のピアノの響きが存分に楽しめていいですよねv-339
ちなみに、この時のキーがE♭です。穏やかで優しさの感じられる響きですね☆

sayaさん、

Dsus4さんも書いてくださっていますが、“silver girl”は、最初の奥さんの
ペギーさんが自分の頭に銀髪を見つけてupsetになっているのを見て、
ポールが「君の輝く時はこれからなんだよ」という意味で書いたのでしょうね。

9.11の後、この部分が確か飛行機を連想させるだとかいう、わけわかな理由で、
この歌を流すのが自粛されていたのですが、ポールもアートもニューヨークの人々も
お互いを元気づけるために歌っていたというのが、感動的ですよねv-344

ちなみに、S&Gの「ロックの殿堂」入りは1990年、ポール・サイモンが2001年です。
これからもずっと仲よく、元気で活動を続けていってほしいですねv-300

友情の架け橋~つづき

マーヤさん、

「明日に架ける橋」も「ソング・フォー・ジ・アスキング」も
ポールがペギーさんに向けて書いた愛の歌だといわれていますが、
わたしは、特に3番のこの部分に

君に友達が必要なら
僕がすぐ後ろにいるからね
荒れる海に架かる橋のように


アートへの想いをこめて贈られた「友情の歌」だと信じていますv-392
2003年以降、ポールがこう歌って後ろに下がっているのが印象的です。

この歌はポールからアートへの、そして同じ時代を生きる人々への
「心の架け橋」となっていると思うのです・・・v-485

Dsus4さん、

この歌の歌詞や楽譜が取り上げられている高校の英語や音楽の教科書を
それぞれ3種類ほど見たことがあります。世代を越えて愛されている証ですね。

あれ、はじめはE♭に転調してましたっけ!? すごーい、バーンハートさん!
「オールド・フレンズ・ライブ・オン・ステージ」聴き直してみます。
それから、ありがとうございます。ホイッスルでやってみますv-22

3番の歌詞の意味は大きく、これがあってこそ前向きな歌になると思います。
旅立ちの日に、大切な友だちに贈るのにふさわしい詩ですよねv-254

主に「明日に架ける橋」関連

こんにちわ。

「明日に架ける橋」は中学二年の時に初めて買ったLPレコードです。「ブックエンド」とどっちにしようか迷った記憶があります。あれから40年ずうっとポールにひっぱってこられた感じです。いろんな音楽の楽しさを教えてもらっています。けっこう僕の人生の節目、節目で彼の新作と出会ってまして、彼のいろんな作品を想うときその頃の僕の状況が浮かびます。
たとえば「ハ-ツ&ボーンズ」の新作を偶然手にしたのは、大学受験失敗2年目の頃の予備校帰りの、あるレコード店でした。また大学を卒業する頃、アメリカへ旅行して帰ってきた友達からあちらでS&Gのニュースを見たとの情報を得、セントラルパークでのS&G再結成コンサートとわかったのは約半年してからでした。それからしばらくして、後楽園球場でS&Gのコンサートを見ることができました。まだネットなどない時代でしたから、情報が今とは比べられない状況でした。ポールのゴスペルへの強い関心が「明日に架ける橋」を生みだしたものと記憶しています。アーティーのすばらしいボーカルにより、より魅力的な作品になり、世界中から称賛される代表曲となり、ポールあこがれのプレスリーもカバーしていました。( 支離滅裂になったのでやめます。 )

ところで松月さんは、テン・ホイッスルの演奏家でいらっしゃるんですね。何かきっかけがあったんでしょうか?

やはり「明日に架ける橋」は偉大です

tkさん、

再度のご来訪ありがとうございます。(すっかりおそくなってすみません)
「明日に架ける橋」以来のポール(&アーティ)・ファンですかー。

「セントラルパーク・コンサート」の頃の「明日に架ける橋」は
アートの歌も、故リチャード・ティー氏の伴奏も「ゴスペル」を意識していますよね。
アレサ・フランクリンのカバーも重要な役割を果たしていると思います。
もちろん、エルヴィスもですね(実はアレサのカバーより先だったんですね。)v-254

ホイッスルのことは、2009年4月あたりから読み返してみてくださいませ~v-238

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No.172 「明日に架ける橋」 by サイモン&ガーファンクル
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らいむ&りーずん(2011.4- )

現在、松月は千葉からゆる~く発信中♪

プロフィール( -2011.3)

松月

Author:松月(しょうげつ)
別名「日立の笛吹き娘」

20代ですが、アメリカン・フォーク・ソングに10年間も熱中しています。

茨城で演奏活動されている読者の方々の影響で、現在はブルーグラスに傾倒?
広場にティンホイッスルを持ちこんで、人と地球にやさしい?音楽を発信中。

ご感想・ご意見の書きこみ歓迎♪もちろん楽器(演奏の話)の持ちこみも歓迎♪各記事の下で、レッツ・セッション♪♪

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