松月のRhymes&Reasons

アメリカン・フォーク・ソングの言葉と想い そして源流をたずねる旅

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「時代は変る」 by ボブ・ディラン

今から3週間くらい前の話なのですが、わたしは地元の新聞を読んでいて、社会面に偶然見つけた記事に注目してしまいました。

あのボブ・ディランがコンサートの前に住宅街を散歩していたところ、住民に不審者として通報され、取り調べを受けたのだとか。相手は20代の警官で、ディランの言うことが信用できなかったそうで、彼のことを知らなかったようだ、なんて書かれていました。

アメリカでも今の20代はたいてい、名前と「伝説的ミュージシャン」であることくらいは知っていたとしても、ディランに興味なんかないんでしょうね・・・。歌い手も聴き手も年をとりながら、未来へ向かって進んでいるけれど、その歌い手の歌や記録は過去へ向かって進んでいるように感じます。そうして時代は変わっていくんですね。

時代は変る時代は変る
(2006/12/20)
ボブ・ディラン

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そんなわけで、今日はディランの初期の代表作のひとつ「時代は変る」(The Times They Are A-Changin')を取り上げようと思います。1964年に発表されたディランの同名の3rdアルバムに収録されています。この歌は批評家や議員や親に対して「あなたたちの考えはもう古いんだ、今の世の中をよく見てほしい」と強く訴えるプロテスト・ソングで、ピーター・ポール&マリーなどはもちろん、サイモン&ガーファンクルやバーズも取り上げていますが、やっぱりディランの歌声の力強さには及びませんね

http://www.youtube.com/watch?v=aKm65xLpwIM


前年の「フリーホイーリン」に続き、このアルバムにもプロテスト・ソングが多く入っていて、曲もほとんどがバラッド調で、わたしにとっては親しみやすい作品です。5曲目の「ノース・カントリー・ブルース」(North Country Blues)は中川五郎(1949- )さんが「受験生ブルース」を作るきっかけとなった曲なのだそうですね。知りませんでした。そう言われてみれば、バラッドでよく用いられる"Come gather 'round ~"という出だしはまさに「おいで皆さん 聞いとくれ♪」ですよね

この「受験生ブルース」は高石ともや(1941- )さんの歌で有名になっていますが、その高石さんがなんとディランの「時代は変る」を日本語で歌う音源を見つけました。オリジナルに忠実な訳詞にビックリです!

http://www.youtube.com/watch?v=qYF0pGoOD9o
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テーマ:60年代の輪郭(音楽) - ジャンル:音楽

*** COMMENT ***

時代に吹かれて

 時代の流れをを象徴する記事ですね。しかし、ボブ・ディランを知らないアメリカ人ですか・・・。
なんだか信じられませんね。

現役バリバリ

今晩は私もそのニュース聞いて「へぇ~」て感じでした。
今年はクリスマスアルバム出すとか、ニールもそうだけど新譜、未発表音源リリース
活発、現役バリバリなのになぁ~。
でもディラン、各アルバムジャケットの顔写真見ると同一人物て思うのは私だけ?笑
私はディランさんはジョージハリソンがらみで聞きだしましたが、「時代は変わる」とて
もエネルギッシュですね。
蛇足ながらディランさんの日本語カヴァーはディランⅡ(大塚まさじ)の「男らしいってわ
かるかい」(バンドで有名なI Shall Be Releasedのカヴァー)が好きです。
高石ともやさんなんかも関係してた(?)URCレコードから出てました。

NoTitle

そういうことがニュースになるということ自体、〃時代は変わった〃ということなんでしょうね。
ディランがプロテスト・ソングを歌っていた60年代、自分はまだ幼すぎて、リアルには知りませんが、しかし、70年代になり、ディランの歌をよく聞くようになりました。(実は、oyaji910さんと一緒で、ジョージ・ハリスンがらみで、彼が主催したバングラディシュ・コンサートの映画が、彼のことを知るきっかけでした。)
60年代は、若者達が歌う歌が何か特別な力を持っていた時代だったと思います。それはマスコミの力もありましたが、やはり確かにそういうムーヴメントがあったような気がします。日本も世界も今また言いようのない閉塞感につつまれている気がしますが、こういう時代もまた若者達がその想いを歌に託して、プロテスト・ソングを歌い始めてほしいと思ったりしますが、それは私だけでしょうか。

時代はかわった。。

ご無沙汰していました。この1ヵ月、PCに入れていた3500曲の楽曲が、初期化されてしまい、配信の便利さとは、裏腹に、ダウンロードで買った楽曲は、全て、消えてしまいました。
CDから取り込んだ楽曲は、ぼちぼちと再度取り込み中です。音楽環境も、時代が変わったと思いながらも、ディランに関してのこの記事は、なかなか興味深いです。

なんとなくは、感じていましたが、アメリカという国は、大きすぎて、音楽のヒットも 西海岸からとか、東海岸とかからのローカルヒットが、どこまで広がったかで、全米チャートのランクになっています。職業作家が全盛の時代に、若者達が、トラディショナルを、独自のアレンジでカバーをして、ギターをかき鳴らして、ハモって楽しむ。この仲間との共有した音楽として大ムーブメントを起こしたのが、モダンフォークでした。更にディランのような若者が、きれいなハーモニーとは、異質なメッセージソングを、激しくギターをかき鳴らして歌うというのは、まさに時代が変わる瞬間でした。トラッドから、自作自演の時代に、若者のメッセージとして、時代を変えてきたディランですが、さすがの今の若者には、わからなかったのでしょう。全米ネットのテレビ局や、ラジオ局そんな数少ないメディアから、マスに向けて、発信されていた時代とは、ことなり、今は、ネットの時代、チャネルや、情報は、より細分化され、ユーザーは、より検索で深い情報を取得できるようになりましたが、世間一般に誰でも知っている情報が、少なくなってきました。
日本でも、昔のアイドルは、30万の売上でも、日本中誰もが知っていました。最近では、100万枚売れても、あれは誰のような状況です。
そういった意味で、時代は変わりましたが、音楽はより、その本質をわかったリスナーが、アーティストに集い、一時のムーブメントでは なく、アーティストは、メッセージを自ら発信できる環境になっています。ディランには、時代を超えた名作もありながら、いつまでも今の俺は、これだというような音楽を発信し続けて欲しいと思います。







コメントありがとうございます^^

トクベー&キーボーさん、

こちらで取り上げているすべてのミュージシャンに言えそうですが、
彼らの現在の姿ってファン以外にはほとんど注目されていないように思います。
まあ、時代の流れですから、しかたないんでしょうね。
・・・って、現役20代のわたしが言うのはおかしいでしょうけど(笑)v-410

oyaji910さん、

ディランは今も新譜をばんばん出していて、すごいですよねー。
確かに、どのアルバム見ても同一人物です。歌い方はかなり変わってますけど。
“I Shall Be Released”の日本語版もあるんですね。情報ありがとうございます。
この歌も機会があったら取り上げてみたいです。ディランを元気づけましょう!v-220

takabohさん、

70年代から聴きはじめた方のきっかけは、ジョージ・ハリスンがらみなんですね。
60年代の若者たちのメッセージ・ソングは、力強さにあふれていますよね。
でも、今の若者たちも、世の中への想いを歌にして強く発信していると思いますよ。
今の歌はほとんど聞かないのですが、たまにはじっくり聴いてみようかな?v-304

ポールさん、

ひどい災難でしたね・・・。もう音楽はダウンロードで買う時代なんですね。
ローカルから広がって、若者たちが共有してきた音楽だったんですね。
確かに、みんなが知っている音楽って少なくなっている気がします。
ディラン今後もがんばってほしいです。こちらでみんなで応援したいですねv-354

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No.125 「時代は変る」 by ボブ・ディラン
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らいむ&りーずん(2011.4- )

現在、松月は千葉からゆる~く発信中♪

プロフィール( -2011.3)

松月

Author:松月(しょうげつ)
別名「日立の笛吹き娘」

20代ですが、アメリカン・フォーク・ソングに10年間も熱中しています。

茨城で演奏活動されている読者の方々の影響で、現在はブルーグラスに傾倒?
広場にティンホイッスルを持ちこんで、人と地球にやさしい?音楽を発信中。

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