松月のRhymes&Reasons

アメリカン・フォーク・ソングの言葉と想い そして源流をたずねる旅

こんなことを書いてます♪

2010年09月
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No.200 サイモン&ガーファンクル会議室演奏オフ会れぽーと Part 5
No.199 サイモン&ガーファンクル会議室演奏オフ会れぽーと Part 4
No.198 サイモン&ガーファンクル会議室演奏オフ会れぽーと Part 3
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サイモン&ガーファンクル会議室演奏オフ会れぽーと Part 5

これまでのお話
サイモン&ガーファンクル会議室演奏オフ会れぽーと Part 1 / Part 2 / Part 3 /
Part 4

今回はPart 4の追記の続きで「『グレイスランド』の新発見!?」を書きますね☆

8年前に聴いて以来、今でも一番のお気に入りアルバム、ポール・サイモンの「グレイスランド」に収録されている「コール・ミー・アル」(You Can Call Me Al)にティンホイッスルのソロが入っていることに気づいたのは、今からほんの2,3か月前のことでした。それまではずっとあの音はシンセサイザーか何かだと思い、気にも留めなかったのですが、

きっかけはこの曲のミュージック・ビデオでした。俳優のチェビー・チェイス(Chevy Chase, 1943- )が歌うのを見て、小柄なポール・サイモンはうんざりした様子でサポートに回るのですが、間奏で30秒ほど(意外とノリノリで)笛を吹いているんですよ!

よくよく見れば、ポールの吹いているのはティンホイッスル・・・しかもあの青い歌口は「ジェネレーション」のニッケル管っぽいです。残念ながら指がちゃんと動いていない(いわばエア・ギターならぬエア・ホイッスル)ので、キーはよくわかりませんが(笑)
(曲のキーはFなので、これを実際に演奏するならC管かB♭管が適切でしょう。)

http://www.youtube.com/watch?v=AsEjsIbWq88


それで「まさか!?」と興奮しながら「グレイスランド」の小冊子を見直してみますと、
“Pennywhistle Solo: Morris Goldberg”と書いてあって、驚くと同時に感激しました!

実は、ペニーホイッスル=ティンホイッスルは、アイリッシュだけの楽器ではなかったのです。1950年代に南アフリカで流行した「クウェラ」(Kwela)というジャグ風のストリート・ミュージックがあり、高価な楽器が買えなくても手軽に楽しめるように、安くて持ち運びやすいホイッスルが好まれ、メイン楽器として使われていたというのです!

下の映像はオーストラリアのクウェラ・バンドの演奏です。
(これに“Feelin' Groovy”をのせて歌いたくなるのは、わたしだけでしょうか!?)

http://www.youtube.com/watch?v=sv4kQ0FkVwk


もともと高価なサックスの代わりとして導入されたものなので、クウェラでのホイッスルはB♭やE♭のキーが主に使われるようです。アイリッシュにはまず必要ないキーなのに、B♭やE♭のホイッスルが普通に生産されているのは、サックスの代わりとしてホイッスルを使いたい方々の需要があるからなのではないかと、勝手に解釈しています。

でも、中には「“The Third World”=アイルランド」な方々もいらっしゃいました(笑)
すごーい、ホイッスルとアイリッシュ・フルートがかっこいいですね~!

http://www.youtube.com/watch?v=aOHTAlBcxWU


ついでにこれも・・・こちらはむしろブルーグラスなアレンジの“Gumboots”です。
フィドルとバンジョーが調子よくて、お客さんたちもノリノリです!
Cabinet - Gumboots - Molly Brannigan's Irish Pub

もうひとつ・・・こちらもブルーグラスな“Graceland”です。
ドブロが「光り輝くナショナル・ギター」のイメージにぴったりだと思います。
Hemisfair - Graceland

No.137で「グレイスランド」について「ポールは南アフリカへ向かったけれど、心は自分の音楽の故郷へ向かったのでしょうね!」と書きましたが、ポールが南アフリカの音楽を聞きながら懐かしさを覚えたという「アメリカの1950年代の音楽に近いサウンド」って、実はブルーグラスに近いものなのかもしれません。アルバム全体が明るく軽快で、3コードを核としたものすごーく単純なコード進行で構成されていることも特徴ですね

こうして、アルバム「グレイスランド」が松月の演奏活動につながっていると感じられ、昔からのお気に入りアルバムがさらに好きになってしまったのでした

ちなみに、現在ポールは新アルバムを出す準備をしているのですが、
「ブルーグラスのボーカル・グループが参加している」らしいのです!
楽器も参加してくれればさらにうれしいのですが・・・とにかく楽しみです!!

ポール・サイモンとブルーグラスのつながりについては、また新しい記事に書きたいと思っていますので、どうぞお楽しみに~!
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サイモン&ガーファンクル会議室演奏オフ会れぽーと Part 4

これまでのお話
サイモン&ガーファンクル会議室演奏オフ会れぽーと Part 1 / Part 2 / Part 3

最後に、今年7月にこの世を去ったフレッド・カーター・ジュニア(Fred Carter Jr., 1933-2010)を偲んで、全員で「ボクサー」(The Boxer)を歌いました。彼はアルバム「明日に架ける橋」の中でこの曲の印象的なギターのイントロを聴かせてくれた方です

そして、近くの居酒屋さんへ移動して2次会です。1次会は演奏がメインですが、2次会はより多くのファンの方とより深い話題で飲みながらお話できる貴重な機会なのです。

メンバーのほとんどは、40年ものソロ・キャリアも含めて深く聴いている方々ですから、サイモンとガーファンクルを「1つのグループ」というよりは「2人のミュージシャン」と見ているのです。なので、テーブルが2列並んでいるのを見て、「ポール派」「アート派」に自然に分かれそうだったのですが、「交ざって座ろう」ということになり、

わたしはポール派なのですが、ポール派のうらうめさんと、アート派のSkywriterさん・GACHAさん・ようこさんたちに囲まれて座ったのでした。現役のソロ・ミュージシャンに関する話題が一度に2人分楽しめてしまうという、なんともお得な集まりです(笑)

2次会ではいろいろな話ができたのですが、特に印象に残っていることを2つ挙げるなら、

1. 松月の大好きな「アメリカの歌」(American Tune)はポールの自信作でした!
というのは、アルバム「ひとりごと」(There Goes Rhymin' Simon)のLPでB面の1曲目だから。レコードって一定の回転速度で外側から信号を読み取っていくのだそうで、内側へ向かうほど同じ時間で針のたどる長さが短くなり、拾える信号が少なくなるので、音が悪くなるのだとか。したがって、各面の1曲目は最高に音がいいというわけなんですね。
ほかにも“The Boxer”、“Fakin' It”、“The Dangling Conversation”などなど、B面1曲目には確かに力作・名作が収録されていることが多いですね!

2. ポールとアートのファッション・センスはサイアクです!?
日本公演、わたしは東京の2日目に行ったので、ポールのハット+グリーンのTシャツは普通にカッコよく見えたのですが、終演後、会場の外に飾られていた1日目の写真を見て吹きました*^m^)ポールの赤と黒の変なうろこ模様みたいなシャツ。また、No.172「明日に架ける橋」の映像でもご紹介した、マディソン・スクウェア・ガーデンでのライブで、アートが着ていた青地に薔薇模様のアロハも可笑しくて思わず吹いてしまいました。
そんなことを書けば怒られると思い、その時はとても書けませんでしたが、みなさんもかなりの衝(or笑?)撃を受けたようで、「演奏は完コピ派だけど、ファッション・センスは完コピしたくないなぁー」とおっしゃるのを聞いて、また、こうもりさんが「一番変な柄のシャツ」を着て来たなど、平気でネタにされているのを見て、大笑いしたのでした。

<2次会風景>



いつもブログでお世話になっている7th Avenueさんとも直にお話ができてよかったです。彼とSkywriterさんと松月はアリソン・クラウスも好きという共通点も見つかりましたね。

その後3次会もあったようですが、松月は2次会で帰らなければなりませんでした。
それで、最後に「笛吹き娘」をやらせていただけることになったので、、、

「いつもやってるやつ」と言って、みなさんに手拍子をお願いしてリールやジグを何曲か吹き、純和風な居酒屋をアイリッシュ・パブにしてしまってすみませんでした(笑)

別れ際にひとりひとりと握手ができて感激でした。S&G会議室に歓迎されて演奏までさせていただけたのは夢のようでした。共通の趣味を持つ方々と思いっきり盛り上がれる環境は最高ですね。昨年行った本家の日本公演より何倍も楽しかったかもしれません。でも、最高に楽しいのは、このメンバーでS&Gのコンサートに乗りこめる時でしょうね。いつかもう一度そんな時が来てくれたらいいなぁー、と思っています

みなさん、どうもありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。♪

☆関連リンク☆

二代目サイモン&ガーファンクル会議室
こうもりさんのサイト。「談話室」に参加者のメッセージがあります。
簡単で散漫なペ-ジ
S&G関係の最新情報でお世話になっている7th Avenueさんのジオログです。
All I Know
S&G専属漫画家GACHAさんのサイトです。彼女の作品は本人たちの手にも渡ったとか!
まずは読め。話はそれからだ。
数少ない?「アート派の男性」Skywriterさんの熱心な書評ブログです。

☆おまけ☆

さて、Part 2でクイズを出したのを覚えていますか?
「次の機会に松月が演奏してみたいポールとアートの曲はそれぞれ何でしょう?」
答えは以下の通りです。

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サイモン&ガーファンクル会議室演奏オフ会れぽーと Part 3

これまでのお話
サイモン&ガーファンクル会議室演奏オフ会れぽーと Part 1 / Part 2

後半はベテランの方々の熱ーい演奏です。選曲もマニアックです!!

☆ 湘南の若大将さん
♪ 99 Miles From L.A.
♪ Red Rubber Ball
♪ For Emily, Whenever I May Find Her


“Red Rubber Ball”はSkywriterさんと一緒に力強く歌われました。“For Emily”は12弦がやはりカッコイイですよねー。「チューニングが大変」ということに関連して(?)あとで個人的にオートハープの話なんかもできてうれしかったです。

☆ けんさん
♪ One Man's Ceiling Is Another Man's Floor
♪ Still Crazy After All These Years
♪ My Little Town
♪ Bridge Over Troubled Water


彼が持ってきたのはギターではなく、フラッシュメモリ! なんと彼はこのサイト右上の「平和の鐘」と同じように、MIDIでもって1音1音打ちこんで伴奏を作ってきたのでした。“Bridge”ではアートとポール2役をこなすという・・・とても器用な方でした!!

☆ イッシー&バッシーさん
♪ Old Friends / Bookends Theme
♪ When Numbers Get Serious
♪ Breakaway
♪ Take Me to the Mardi Gras
♪ The Obvious Child


イッシーさんとは隣に座らせていただいたので、開演前から演奏などの話ができました。彼は「B級ソング」が大好きだそうで、“Hearts and Bones”のエンディングから始めて、“When Numbers Get Serious”を披露されました。ポールの“Hearts and Bones”のアルバムの中ではリズミカルで大好きな曲です。それと、“Look at the stink about Japan!”のところを“China!”って歌っていましたね。人民元切り上げ問題の影響か!?

アートの曲“Breakaway”では「コーラス隊」を企画され、コーラスの4行を歌えればよいということなので、わたしもドタサン(=土壇場参加)しちゃいました。結局、参加者ほぼ全員で“Breakaway(離脱)~♪”と声をあわせて歌い、逆に絆を強めたのでした(笑)



さらに、彼はアンコールに“The Obvious Child”のショート・バージョンを用意していました。中ほどの“Sonny sits by his window...”からギター1本でやるというものでした。ポールのアルバム“The Rhythm of the Saints”の1曲目で、普通に聴けば力強いパーカッションに押されてしまう曲ですが、それを取り去ってみれば、この部分のギターのなんと心地いいこと! 60年代の“The Paul Simon Song Book”を思わせるような演奏なのです。

同様に、“The Cool, Cool River”“I believe in the future...”の部分にも「スカボロー・コード」と呼べるあの独特のギター伴奏が後ろに聴こえるというのも納得できますね。
大発見!! これを聴かなければ気づかなかったでしょう。おかげでポール・サイモンのソロ・アルバムをもっと深く聴いてみる楽しみができたのでした♪

続きです → サイモン&ガーファンクル会議室演奏オフ会れぽーと Part 4
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らいむ&りーずん(2011.4- )

現在、松月は千葉からゆる~く発信中♪

プロフィール( -2011.3)

松月

Author:松月(しょうげつ)
別名「日立の笛吹き娘」

20代ですが、アメリカン・フォーク・ソングに10年間も熱中しています。

茨城で演奏活動されている読者の方々の影響で、現在はブルーグラスに傾倒?
広場にティンホイッスルを持ちこんで、人と地球にやさしい?音楽を発信中。

ご感想・ご意見の書きこみ歓迎♪もちろん楽器(演奏の話)の持ちこみも歓迎♪各記事の下で、レッツ・セッション♪♪

初めての方は、こちらへどうぞ☆
松月の芳名録

YouTubeに演奏を載せています。
よかったら聴いてみてくださいね♪
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