松月のRhymes&Reasons

アメリカン・フォーク・ソングの言葉と想い そして源流をたずねる旅

こんなことを書いてます♪

2009年04月
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No.97 「虹の民」 by ピート・シーガー
No.96 Four Green Fields (4つの緑の野原)
No.95 The Rambles of Spring (春のさすらい)
No.94 「ハード・エイント・イット・ハード」 by キングストン・トリオ
No.93 ビッグ・ニュース!S&Gが来るぞ!?
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「虹の民」 by ピート・シーガー

鞍掛山霊園より

桜のピンク、日の光の黄色、野山の緑、海の青。日立の春はわたしたちにはとても描けない、美しい自然の絵のように思えます。上の写真は先日「春のさすらい」に出た時のものですが、こんな光景がこの先も変わらず見られたらいいなぁーと切に思います

しかし、近年桜の季節は昔より早まっているのを感じます。これも温暖化の影響でしょうか。植物が生育に適する環境を求めて移動していくなら、このまま温暖化が進むと日立の桜並木は消え、未来の子どもたちに見せてあげることができなくなるかもしれません。

さらに、寒い地域に生きる植物は棲みかを失ってしまうでしょうし、動物も同じでしょう。また、環境の変化により作物が育たなくなったり、新しい病気が流行ったりすれば、わたしたちの子孫も生きられなくなってしまうでしょう。豊かな暮らしを手に入れている一方で、大切なものを失っているのかなぁーと感じます。

わたしたちは地域や年代、考え方はさまざまですが、故郷はただひとつであり、すべてのいのちはそこに生きる家族だと思うのです。互いに支えあって、この故郷を未来へ引き継いでいく。そのためにできることを一緒に考えましょう。どんな小さなことでもかまいません。みんなが集まれば大きな力になると信じます

今日は「アースデイ」、地球環境保全を考え、行動を起こすきっかけをつくる日です。今日みなさんに集まっていただいたのは、一緒に歌を歌うことで心をあわせるためです

ご紹介する歌は、もうすぐ90歳を迎えるピート・シーガーの「虹の民」(My Rainbow Race)です。下の映像は2007年12月にインドネシアで行われた「国連気象変化会議」に向けて歌われたものですが、今この歌とメッセージを聴いても深く考えさせられますね

ピート・シーガーのメッセージ)

この歌は30年ほど前にできあがったんだ。日本でコンサートをした帰り、太平洋の上空を飛びながらふと思いついたんだ。今これを歌うのは、私たちひとりひとりが地域の活動に関わる必要があるからなんだ。石油や石炭を使いすぎるのをやめよう。地球温暖化や海面の上昇をきっと止められるはずさ、みんなで力を合わせれば。参加しよう!

自分の地域で活動しよう。責任を持って、持続可能な生活のために。なぜって? 私たちはこの地球を愛しているから。そして、お互いを愛しているから。


頭上に広がるひとつの青空 岸を洗うひとつの海
青くて丸いひとつの地球 これ以上を誰が求めるだろう
愛しているからこそ もう一度伝えてみよう
私の虹の民に 消えてしまう日が近づいていると

ダチョウのように 頭を砂に埋めて
現実から目を背けたいと思う人もいる
思うがままに 夢を形づくって
欲に取りすがる手を離したいと望む人もいる

手っ取り早い方法をとることを望む人は
毒や爆弾は 私たちに必要だと思っているけれど
信じない人をみな殺しにすることはできないだろう?
自由を手に入れるのに 近道なんてないんだ

伝えよう 子どもたちに 母親や父親にも
今こそ分かち合うことを知る最後の機会なんだ
私たちみんなに与えられてきたものを


http://www.youtube.com/watch?v=vpiVCsrsexs


前回登場したアイリッシュ・フォーク・デュオ、メイケム&クランシーによる演奏もご紹介します。コーラスのところだけでも、よろしければご一緒に歌ってみてくださいね

http://www.youtube.com/watch?v=2HLA_8PYLgg


ピート・シーガーは60年代の終わりから、ハドソン川をはじめ、水をきれいにする活動を主に、野外での環境保護活動を熱心に続けていますが、先日4月18日は地元ニューヨークのコロンビア大学でのアースデイのイベントに参加していたと、記事が出ていました。

みなさんも何かできることが見つかりましたら、地球への誓いや、虹の民への励ましの言葉を送っていただけるとうれしいです。わたしはこれからも日立の街での活動に進んで関わり、こちらではみなさんと一緒に歌を歌うことで、想いを伝えたいです

☆関連記事☆
「虹の民におくる歌」~ピート・シーガーの自伝
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Four Green Fields (4つの緑の野原)

~ トミー・メイケムとアイルランドの緑の風 Part 2 ~

これまでのお話
トミー・メイケムとアイルランドの緑の風 Part 1

今日はメイケム&クランシー特集の後編をお送りしたいと思います。

前編でご紹介した「春のさすらい」の歌も、右上の「平和の鐘」で今季演奏されている「春の日の花と輝く」もそうですが、アイルランドの歌には「みどり」という言葉が象徴的に使われているのですね。写真で見てわかりましたが、そこは緑あふれる、それはそれは美しい島なのです。きっと新緑の季節はとても素敵なのでしょうね・・・

今日は“Four Green Fields”という歌をご紹介します。この歌はトミー・メイケムの代表作といわれ、アイリッシュ・フォークのスタンダードになっているそうです

これは、コノート(Connacht)、マンスター(Munster)、レンスター(Leinster)、アルスター(Ulster)という、アイルランド島の4つの地方を指していますが、この愛と緑の島の美しさを讃える詩の裏側には、1人の老婦人が語る、悲しい歴史の物語がありました。

4つの緑の野原 そのひとつひとつが宝石でした
しかし 見知らぬ人たちが 私から取り上げようとしました
勇敢な息子たちは 宝石を救うために戦ってくれました
戦って死んでいったのは とても悲しいことでした

遠い昔 戦争や死や略奪があり
子どもたちは 山や谷や海からの愛に飢えていました
彼らの悲しみの叫びは 天をも揺るがし
4つの緑の野原は 彼らの血で赤く染まりました

4つの緑の野原の1つは 今もなお見知らぬ人たちの手の中
しかし 4つめの緑の野原にも きっと再び花が咲くでしょう


イギリスによる植民地支配のことが語られています。きっと語り手の老婦人はアイルランドの大地そのものであり、「子どもたち」は国を愛する人々を指しているのでしょうね。「4つめの緑の野原」は今なおイギリスの統治下にある北アイルランドのことで、この歌が作られた60年代当時、そこでは独立派と連合派の対立が続いていたので、平和が訪れるようにと願っていたのですね。今では少しずつ平和的な解決に向かっているようです。

アイルランドの歴史なんて、これまで考えてみたことがなかったのですが、こういうことが歌によって語り伝えられて、平和の尊さを認識するのは大切なことだと感じました

メイケムさんが静かに、力強く歌っています。彼が間奏で吹いているのは「ティン・ホイッスル」(tin whistle)という、アイリッシュには欠かせない縦笛なのだそうです。きれいな音色ですね。わたしも笛吹きなので、1本ほしくなってしまいました。ブログ・フレンドで世界楽器屋さんのすだれさんは扱ってくださってるかしら。後でうかがってみよう!

http://www.youtube.com/watch?v=grwZo6dxXDA


メイケムは2007年、肺がんのためクランシーの兄さんたちの元へと旅立ちましたが、彼の子どもたちが歌うことを引き継いでいるそうです。残されたリアム・クランシーはメイケムのことを友達ではなく「兄弟」だと語ったそうです。この「兄弟たち」が緑の風にのせて届けた歌は、これからもたくさんの人々の心に生き続けることでしょうね

続編を書きました。あわせてどうぞ♪
アイリッシュとアメリカン・フォーク Part 1
トミー・メイケムとアイルランドの緑の風 Part 3
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The Rambles of Spring (春のさすらい)

~ トミー・メイケムとアイルランドの緑の風 Part 1 ~

日立市水木町の山桜

過ごしやすい季節になりましたねー♪
こんな季節には、爽やかな風を感じさせるような歌がぴったりですね

今回はちょっと趣向を変えて、「アイリッシュ・フォーク」の風を送りこんでみたいと思います。ブルーグラスやカントリー・ミュージックのルーツであるケルト民族の心のメロディですが、アメリカン・フォークのシーンで精力的に歌い継いでいた人がいました。今日から2回、「アイリッシュ・フォークの教父」と呼ばれたトミー・メイケム(Tommy Makem, 1932-2007)と彼の歌についてお話ししたいと思います。

メイケムは北アイルランドの出身で、フォーク・シンガーだった母親の影響でアイルランドの伝承歌に親しんでいたようです。1955年にアメリカに移住し、翌年ニューヨークのグリニッジ・ビレッジで歌っていたアイルランド出身の兄弟グループ、クランシー・ブラザース(The Clancy Brothers)に会いに行きます。特に最年少のリアム・クランシー(Liam Clancy, 1935- )とは移住前から親交があったようです。彼らは一緒に演奏を始め、1961年に「エド・サリバン・ショー」(The Ed Sullivan Show)に出演してからは、アメリカはもとよりアイルランドの人々からも大きな支持を受けていたそうです。

メイケムは「ニューポート・フォーク・フェスティバル」(The Newport Folk Festival)にも出演しており、ピート・シーガーやジョーン・バエズ、ボブ・ディランとも交流していたようです

彼は1969年にグループを脱退しソロ活動を始めますが、1975年、同じくソロ活動をしていたリアム・クランシーとオハイオのフォーク・フェスティバルで再会し、以来「メイケム&クランシー」(Makem & Clancy)としてたびたび一緒に演奏していました。

さて、今日はメイケムが70年代に書いた軽快な歌“The Rambles of Spring”をご紹介しましょう。映像は1981年にアイルランドで収録されたもののようです。ギターを弾いているのがリアム・クランシー、バンジョーを弾いているのがトミー・メイケムです。

http://www.youtube.com/watch?v=04U7Om1a2GY


すべての人が健康でありますように 大人も子どもも
豊かな人も貧しい人も 敵も友も みんな等しく
私が戻ってきたら 敵も友になりますように
その日まで平和と喜びがあなたとともにありますように

素敵なフェルト帽に 丈夫な靴
フィドルの弓に塗る松やにも入れて
弦も張り替えたし 新しい曲も覚えた
いざ さすらいの旅に出よう


さすらいのフィドラーですか・・・あこがれますねー。
カントリーっぽさとアイリッシュなまり?が、なんともいえず、いい!
次の休みは、あよ、山さいんべよ!

次回も続きます。どうぞお楽しみに!
トミー・メイケムとアイルランドの緑の風 Part 2
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「ハード・エイント・イット・ハード」 by キングストン・トリオ

このブログを開設して1年が経ちましたが、今もってキングストン・トリオ(The Kingston Trio)をメインでご紹介したことがなかったようですねえ・・・わたしとしたことが^^;

フォーク・ソングは「民謡」つまり民衆の間に生まれて歌い継がれてきた歌なのですが、商業的な大衆音楽が発達するにつれて忘れられようとしていました。1940年代以降、ウディ・ガスリー(Woody Guthrie, 1912-67)やウィーバーズが、民謡の伝統を見直し広めるために、さすらいながら歌っていたのが、「フォーク・リバイバル」の源流とされています。

キングストン・トリオは1957年、カリフォルニアの大学に通っていた3人によって結成されたグループで、ウィーバーズなどにはもちろん、カリブ諸島で発達した「カリプソ」(Calypso)という音楽にも興味を持っていたそうです。カリプソといえばハリー・ベラフォンテ(Harry Belafonte, 1927- )の「さらばジャマイカ」(Jamaica Farewell)という歌が思い浮かびますが、彼らはきっとそこに出てくる「キングストン」という町から名前をつけたのでしょうね。

彼らは民謡と大衆音楽を融合し、当時の大学生を中心とした若者たちに大きな影響を与えました。それがきっかけでブラザース・フォアやハイウェイメン、ニュー・クリスティ・ミンストレルズなどの多くのフォーク・グループが登場することになったのですね。

その影響はアメリカのみならず、日本にも及びました。特にニュー・フロンティアーズというグループは、「キングストン・トリオのコピーをさせたら本物よりうまい」と言われていたそうです。PPMMポールさんが教えてくださった、今年2月14日に赤坂で行われたフォーク・フェスティバルのレポートをコロ直さんが書いてくださっていますが(→こちら)、彼らはそこでキングストン・トリオの歌を3曲披露したそうです。

今日はそのうちの1曲、「ハード・エイント・イット・ハード」(Hard, Ain't It Hard)をご紹介します。彼らの初期の歌で、ウディ・ガスリーの作品です。この歌のように恋人に裏切られた方も、ほかのさまざまな悩みで希望が見出せない方も、今はつらい世の中ですが、軽快な曲を聴いて元気出していきましょうー!

キングストン・トリオはメンバー交代をしながら今なお現役で活動中ですが、今日はオリジナル・メンバーによるさわやかな演奏をお楽しみくださいね

☆メンバー紹介☆
デイブ・ガード(Dave Guard, 1934-91)
ボブ・シェイン(Bob Shane, 1934- )
ニック・レイノルズ(Nick Reynolds, 1933-2008)

http://www.youtube.com/watch?v=HDJZdbBzlT8
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ビッグ・ニュース!S&Gが来るぞ!?

4月になれば彼女は・・・とはいうけれど、松月は忙しくなり、なかなか来られなくて、
1週間もみなさんをお待たせしてしまい、たいへん申し訳ありませんでした。

ゆうべ、「明日こそは新しい記事を、、、」とはりきって書いていたのですが、
その記事より先に書きたいことができてしまいました。というのは、、、

このサイト始まって以来のリアルタイム・ビッグ・ニュースですよ~~~!

サイモン&ガーファンクルの来日公演が決定ですよ~~~!!

7th Avenueさん&熱心なS&Gファンのみなさん、情報ありがとうございます!
簡単で散漫なペ-ジ : 来日公演決定!!バンザ-イ!!

Yahoo!ニュースにも記事が載ってました。
サイモン&ガーファンクル16年振り最後の来日公演決定

>というわけで、ポールとアート!
>どっちか片方でもいいから、近いうちに来日公演、期待してますよ!!


2月にこんなこと書きましたけど、まさかこんなにも早く実現するとは!
それも「再結成ツアー」ですよ・・・こでらんね(=たまらなくうれしい)なぁー

「来日公演はこれが最後かもしれない」そうなので、ぜひとも・ぜひとも行きたいです・・・
東京公演のチケットは今日から先行予約できるそうですよ。さあどうする?どうする??
ウドー音楽事務所 : SIMON & GARFUNKEL

今日は簡単で散漫な文章で失礼いたしました・・・
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らいむ&りーずん(2011.4- )

現在、松月は千葉からゆる~く発信中♪

プロフィール( -2011.3)

松月

Author:松月(しょうげつ)
別名「日立の笛吹き娘」

20代ですが、アメリカン・フォーク・ソングに10年間も熱中しています。

茨城で演奏活動されている読者の方々の影響で、現在はブルーグラスに傾倒?
広場にティンホイッスルを持ちこんで、人と地球にやさしい?音楽を発信中。

ご感想・ご意見の書きこみ歓迎♪もちろん楽器(演奏の話)の持ちこみも歓迎♪各記事の下で、レッツ・セッション♪♪

初めての方は、こちらへどうぞ☆
松月の芳名録

YouTubeに演奏を載せています。
よかったら聴いてみてくださいね♪
The Whistlin' Gal from Hitachi

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