松月のRhymes&Reasons

アメリカン・フォーク・ソングの言葉と想い そして源流をたずねる旅

こんなことを書いてます♪

ポール・サイモン
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No.203 ポール・サイモンとブルーグラス
No.137 「グレイスランド」 by ポール・サイモン
No.126 9.11と「トリビュート・トゥ・ヒーローズ」
No.72 「洋楽限定バトン」です♪
No.50 「アメリカの歌」 by ポール・サイモン
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ポール・サイモンとブルーグラス

この2つは松月の大好物ですが、最近まで「アメリカ音楽」であること以外に共通点を見出せずにいました。ポール・サイモンってどうしても都会的なイメージがあって、ケンタッキーの牧草地とか、アパラチアの山々とかには結びつかなかったからです。

しかし、彼はいろんな時代や地域の音楽に興味を持つ中で、ブルーグラス系のミュージシャンたちとも親交を深めていました。よくよく聴いてみると、ポールの作品にも明るく軽快だったり、コード進行が単純だったり、歌詞が身の上話だったりという曲があって、彼らはそんな曲を好んでトリビュート・コンサートなどで演奏していたのです。

例えば、2007年にポールが初の「ガーシュイン賞」を受賞した時の記念コンサートでは、アリソン・クラウス「ボクサー」「グレイスランド」を歌いましたし、
Alison Krauss - The Boxer
Alison Krauss & Jerry Douglas - Graceland

No.200でイッシーさんが教えてくださいましたが、2008年の「ブルックリン音楽アカデミー」でのポールのトリビュート・コンサートでは、ジリアン・ウェルチデヴィッド・ローリングス「哀しみにさようなら」(Gone at Last)を演奏しました。
01 Gone At Last / Paul Simon & Gillian Welch 2008(注:ポールは歌ってません)

そして「近々リリースが予定されているポールの新アルバムに、ブルーグラスのグループが参加するらしい!?」ということが、3月から話題に上がっているのです!!!

それが、こちらの方々らしいのです・・・よかっぺ? いがっぺ!?

http://www.youtube.com/watch?v=_f6dRfP5f0A


この話題が7th Avenueさんのジオログで取り上げられた時、わたしは驚いてコメントを入れたのですが、彼はていねいなお返事の中で教えてくださいました。ガーシュイン賞の時アリソン・クラウスの後ろでドブロを弾いていたジェリー・ダグラスは、実は2006年の「サプライズ」ツアーに参加していて、ポールとは親しい関係なのだと。また、その脇でギターを弾いていた男性がポールに少なからず影響を与えているのではないかと・・・。

男性の名前は、ハーパー・サイモン(Harper Simon, 1972- )。ポールの「グレイスランド」の詩に「ぼくの旅の道連れは9歳」と歌われている、ポールの最初の結婚で生まれた息子です。ハーパーといえば、ポールの1997年のアルバム「ザ・ケープマン」(Songs from the Capeman)“Killer Wants to Go to College”でハーモニカを吹いていたのが印象に残っていますが、その後もよくポールのツアーにギターで参加していたんですね。

そのハーパーが、アラフォーにしてようやくシンガー・ソングライター・デビューし、昨年の10月13日(つまり父親の誕生日)にアメリカで1stアルバムを発表したのです。しかもそのアルバムは、カントリーの聖地・テネシー州ナッシュビルで、セッション・ミュージシャンたちとレコーディングされたというのです。7thさんが「その中でもポールとの共作である「テネシー」(Tennessee)という曲がカッコイイですよ!」とすすめてくださったのですが、試聴して気に入ってしまい、Amazonで購入してしまいました^^;

次回、そのアルバムのレビューをしたいと思っています。お楽しみに!

☆お楽しみコーナー☆

興味深い映像を見つけました。ハーパーがロサンゼルスで、ブルーグラスな?仲間たちと“You Ain't Goin' Nowhere”を演奏しています。バーズの歌(ナッシュビルでレコーディングされたというアルバム「ロデオの恋人」(Sweetheart of the Rodeo)に収録されています)で有名な、ボブ・ディランの作品ですね。(6月の里美フェスでも、仙台の「ファンタジック・ゲイリー・バンド」さんが演奏していたのを聴きました。)

いいなぁー、わたしもバック・コーラスのおねーさんたちに交ざりたいですう~~~

http://www.youtube.com/watch?v=tPzAvupzRXU


一方、父親はというと、俳優でバンジョーの名手であり、よき友人でもあるスティーブ・マーティン(Steve Martin, 1945- )とセッションしちゃってます。すごーい! 

http://www.youtube.com/watch?v=zFiUrTWHsY8


7th Avenueさんの元記事です♪
ポ-ルの新作アルバムは...
ブル-グラスへのアプロ-チ!!

※追記(10.11.03)

新アルバムは“So Beautiful or So What”というタイトルで、
リリースは2011年の初めになりそうだということです。
確実なのが“Love in Hard Times”と“Questions for the Angels”の2曲。
そして、噂されているのが、ボブ・ディランとのコラボが1曲と、
上でご紹介したブルーグラス・バンドとのコラボが2、3曲!?

最近ポールはこれまでのソロのカタログも含めワーナーからコロムビアに戻ったので、
発売はソニーからになるかと思われます。

7th Avenueさんの元記事です♪
< So Beautiful Or So What >

うー、特に緑字の部分が楽しみすぎます!!!
K山さん! mickeyさん! まーるさん!
茨城の、そして全国のブルーグラス・ファンのみなさま!!
ポールのファンでなくても、これはチェケラですよっ♪
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テーマ:お気に入り&好きな音楽 - ジャンル:音楽

「グレイスランド」 by ポール・サイモン

先日は「コンドルは飛んで行く」ポール・サイモンと民族音楽の関わりについて書いたところへ、たくさんの熱心なコメントをいただきありがとうございました。とってもうれしかったので、熱がさめないうちに「グレイスランド」(Graceland)のお話もしておきたいと思います。実はこれ、洋楽でわたしが初めて自分で手に入れた、思い出深いアルバムなのです。今でも一番のお気に入りで、元気を出したい時によく聴いています。

グレイスランド(紙ジャケット仕様)グレイスランド(紙ジャケット仕様)
(2006/09/20)
ポール・サイモン

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なので、わたしは7月のS&G来日公演でポールがソロでこのアルバムから2曲も歌ってくれて大感激しました。周りで聴いていた方々は何だか退屈そうで、みんなで盛り上げられなかったのは残念でしたが。たいていの方はS&Gとはまったく違うサウンドに衝撃を受け、ポールについていけなくなってしまっていたのかもしれませんね。(わたしもS&Gのオリジナル・アルバムを先に聴いてしまっていたら、そうなっていたかもしれません。)

というか、ポールのソロをS&Gに含めてはいけない気がします。全体に明るいのもそうですが、何よりも「リズム」を大切にしていると感じられるのです。そして、そのリズムの中に変なコーラス・・・失礼!「世界のどこかで力強く生きる民族の魂の声」がとけこんでいるのです。特に「シューズにダイアモンド」や「ホームレス」で聴かれるアカペラがすごいですが、これは南アフリカのレディスミス・ブラック・マンバーゾ(Ladysmith Black Mambazo)というグループがズールー語(Zulu)という言葉で歌っていたんですね。意味はわからないけれど、想いが伝わってくるようで不思議です。

解説によると、ポールは1984年の夏に友人から1巻のテープをもらって、南アフリカの音楽に惹かれたのがきっかけで、翌年南アフリカへ飛んで、現地のミュージシャンたちと一緒にこのアルバムを作ったということです。異国のリズムのはずなのに、どこか彼のルーツであるアメリカの50年代の音楽に近いものを感じて懐かしさを覚えたのだとか

今日ご紹介する「グレイスランド」(Graceland)はエルヴィス・プレスリー(Elvis Presley, 1935-77)の眠る地であり、多くのファンが訪れる「聖地」ですよね。さらにエヴァリー・ブラザース(The Everly Brothers)もコーラスに参加しています。どちらもポールが10代のころ夢中になったミュージシャンですよね。それにサウンドも本当に50年代のアメリカを思わせるというか、カントリー・ロック調という感じです。ポールは南アフリカへ向かったけれど、心は自分の音楽の故郷へ向かったのでしょうね!

このアルバムは世界中で話題になりましたが、南アフリカは当時アパルトヘイトで経済制裁を受けていたため、かなり激論を呼んだそうです。でも、ポールは「南アフリカにもこんなに素晴らしいミュージシャンがいるんだぜ!」ということをアメリカに知らせたかっただけなのではないでしょうか。彼は現地のミュージシャンと一緒にジンバブエでコンサートを行っていますが、反アパルトヘイトへのメッセージがこめられていると思います。「僕らはみんなグレイスランドに迎え入れられるんだ!」というところで両手を広げているのが印象的ですが、この部分で「国境とか文化の違いとか関係なく、みんな同じ気持ちをわかちあって、同じ場所へ向かうんだぜ!」と言っているように聴こえるのです

何よりポールと、現地のミュージシャンたちと、観客たちの楽しそうなこと!!

http://www.youtube.com/watch?v=NXn-iY7bJTU
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テーマ:80年代洋楽 - ジャンル:音楽

9.11と「トリビュート・トゥ・ヒーローズ」

今日であの9.11(アメリカの同時多発テロ事件)から8年ですね。あの日見た映像がわたしにとってどれほど衝撃的なものだったかは昨年No.50でお話ししましたが、今日はその3年後くらいに初めて知って熱心に聴いたアルバムのことをお話ししたいと思います。

アメリカ:ア・トリビュート・トゥ・ヒーローズアメリカ:ア・トリビュート・トゥ・ヒーローズ
(2001/12/12)
オムニバスビリー・ジョエル

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9.11の10日後、事件の犠牲者の遺族を元気づけ、被害にあった街を復興するために企画されたチャリティ番組が世界中で放送され、大反響を呼んだそうです。番組には21組の大物アーティストが出演し、それぞれが熱い想いをこめて素晴らしい演奏を聞かせてくれました。そのライブの模様が収められたこのアルバムは、何度聴いても感動的です。歌はこんなにも強く、聴く人の心を動かすものなんですね・・・

で、具体的にどのあたりが感動的だったかというと、全体に渡っていて1日では語りきれません。そこで、こちらでは松月の特に心に残っている演奏を3つご紹介したいと思います。
みなさんはこのライブの中で、どの演奏が心に残っていますか・・・?

7曲目:「イマジン」 by ニール・ヤング

世界がひとつになることを願う、ジョン・レノン(John Lennon, 1940-1980)の永遠の名曲ですね。ここではジョンに代わってニール・ヤングが心をこめて歌っています。3番で“I wonder if I can”と歌っているのですが、そんなところにニールの平和を願って行動を起こそうとする強い気持ちが表れていますね。(彼はその後、「リヴィング・ウィズ・ウォー」というアルバムに想いを強く表しています。詳しくはNo.40をご覧ください。)彼のこの時のパフォーマンスはジョンへのトリビュートでもあるように感じられました。

http://www.youtube.com/watch?v=I2N0N5--7bE


19曲目:「明日に架ける橋」 by ポール・サイモン

わたしにとって、この演奏はそれまでに聴いた「明日に架ける橋」の中で最も感動的なものでした。アート・ガーファンクルの歌にはかなわないと言われそうですが、ポールはすぐそばで優しく慰めてくれているという感じがします。詩に想いを最も強く表せるのも、やっぱり作者なんじゃないかなぁー。アレンジも当時の新作「ユー・アー・ザ・ワン」のものに近いですね。松月はこの時の姿が焼きついていて、ポール・サイモンといえば「野球帽+エレキ・ギター」なのです。「えー!?」って言われそうですが^^;

http://www.youtube.com/watch?v=b9agbyJ5_mg


上の2曲は当時どういうわけか放送を自粛していたそうなのですが、それをあえて力強く歌うところがすごいなぁ、と思っています。最近sayaさんがこの2曲のオリジナル・バージョンを取り上げてくださっていますので、あわせてチェックしてみてくださいね!
Imagine (John Lennon)
Bridge Over Troubled Water (Simon & Garfunkel)

21曲目:「アメリカ・ザ・ビューティフル」 by ウィリー・ネルソン

最後に、上の2人とも親交があった大御所ウィリー・ネルソンが、第2の国歌ともいわれるアメリカ讃歌を歌っています。出演者全員も一緒に歌っていて本当に力強い歌になっています。脇でハーモニカを吹いているスティービー・ワンダーも素敵ですね!

http://www.youtube.com/watch?v=u6WZtA0TWWQ


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テーマ:懐かしの洋楽映像 - ジャンル:音楽

「洋楽限定バトン」です♪

みなさん、今年も残りわずかとなりましたが、いかがお過ごしでしょうか?
わたしも新年の準備に忙しくて、最近は毎日ばたばたしております。
ブログ管理者としては、今年最後の記事をじっくり考えて書きたいのですが、、、

と思ってたら、いいものを見つけちゃいましたよ~!

年末の企画にも使えるスペシャルさ、答えるだけで書けちゃうお手軽さ!!(笑)

ってことで、今回はFC2のバトン機能に挑戦です!

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テーマ:日記 - ジャンル:音楽

「アメリカの歌」 by ポール・サイモン

今日は7年前の9月のことを思い出してみましょう。
みなさんはあの時、どこで何をしていらっしゃいましたか?

あの時わたしは高校1年生で、あの日の夜もテレビで台風情報を気にしながら厳しい地理のレポートに取り組んでいました。と、次の瞬間、突然画面が切り替わり、高いビルに飛行機が突っ込んでいく映像が飛び込んできたのでした。9.11(アメリカ同時多発テロ事件)の勃発。こんな衝撃的な映像をリアルタイムで見たのは初めてのことだったので、今でも9月11日が近づくとあの光景が鮮やかに蘇ってしまうのです。

現場では多くの人々が“O my God!”と騒いでいました。この事件を受けて彼らは混乱して、打ちのめされてしまったのですね・・・。でも、国を愛しているからこそ報復をしようという動きの中で、報復しても何もいいことはないと訴える人々もいたのです。そんな彼らの心の支えとなったのはやはり「歌」でした

そんな時、松月は高校のお昼の放送でサイモン&ガーファンクルの「明日に架ける橋」(Bridge Over Troubled Water)という歌を聴き、いたく感動してしまったのです・・・が、その話はまた今度詳しく、ということにいたしまして(笑)、

今日はそれ以上に松月の心に響いた歌をご紹介します。「アメリカの歌」(American Tune)という、ポール・サイモンの70年代のソロ作品です。これもあの年の暮れにラジオで聴いて覚えたのですが、今でも松月にとって忘れられない一番の思い入れのある歌なのです

この曲は非常に美しい旋律をもっていますが、なんとあのJ.S.バッハ(Johann Sebastian Bach, 1685-1750)の「マタイ受難曲」(Matthaeuspassion)に何度も登場するコラール(Choral:合唱)の旋律が元になっているのです(特に「血潮したたる」(O Haupt voll Blut und Wunden)と呼ばれる部分が有名)。興味のある方はぜひチェックしてみてくださいね(わたしも大学時代に熱心に聴きました)

でも、何よりもすばらしいのはポールの詩です。約30年の時を超えて、「夢を失い、混乱した時代を生きているけれど、冷静になって、もう一度原点に帰ろうぜ!」と言っているように思えたのです。考えてみれば、ポールもニューヨーク市民。9.11をどのように受けとめたのでしょう・・・?

http://jp.youtube.com/watch?v=l_sl4r0eGVY


わたしはポールのソロのほうが思い出深いのですが、「セントラルパーク・コンサート」でのサイモン&ガーファンクルの歌も素敵ですよね。アート・ガーファンクルもこの歌がとても気に入っていて、今でもよくコンサートで歌っているようですね

http://www.youtube.com/watch?v=zTZkk66pd1I


☆関連リンク☆
レモンツリー : Because all men are brothers 人々はみな兄弟だから
「マタイ受難曲」のコラールの旋律って、さまざまに歌い継がれているのですね♪
Saya's Greatest Oldies : "American Tune"-Simon & Garfunkel
sayaさんもこの記事を読んで9.11の思い出を書いてくださいました(^^♪

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テーマ:'70年から'80年の洋楽 - ジャンル:音楽

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らいむ&りーずん(2011.4- )

現在、松月は千葉からゆる~く発信中♪

プロフィール( -2011.3)

松月

Author:松月(しょうげつ)
別名「日立の笛吹き娘」

20代ですが、アメリカン・フォーク・ソングに10年間も熱中しています。

茨城で演奏活動されている読者の方々の影響で、現在はブルーグラスに傾倒?
広場にティンホイッスルを持ちこんで、人と地球にやさしい?音楽を発信中。

ご感想・ご意見の書きこみ歓迎♪もちろん楽器(演奏の話)の持ちこみも歓迎♪各記事の下で、レッツ・セッション♪♪

初めての方は、こちらへどうぞ☆
松月の芳名録

YouTubeに演奏を載せています。
よかったら聴いてみてくださいね♪
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