松月のRhymes&Reasons

アメリカン・フォーク・ソングの言葉と想い そして源流をたずねる旅

こんなことを書いてます♪

ボブ・ディラン
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No.203 ポール・サイモンとブルーグラス
No.155 「いつまでも若く」 by ボブ・ディラン
No.125 「時代は変る」 by ボブ・ディラン
No.62 「北国の少女」 by ボブ・ディラン
No.22 「風に吹かれて」 by ボブ・ディラン
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ポール・サイモンとブルーグラス

この2つは松月の大好物ですが、最近まで「アメリカ音楽」であること以外に共通点を見出せずにいました。ポール・サイモンってどうしても都会的なイメージがあって、ケンタッキーの牧草地とか、アパラチアの山々とかには結びつかなかったからです。

しかし、彼はいろんな時代や地域の音楽に興味を持つ中で、ブルーグラス系のミュージシャンたちとも親交を深めていました。よくよく聴いてみると、ポールの作品にも明るく軽快だったり、コード進行が単純だったり、歌詞が身の上話だったりという曲があって、彼らはそんな曲を好んでトリビュート・コンサートなどで演奏していたのです。

例えば、2007年にポールが初の「ガーシュイン賞」を受賞した時の記念コンサートでは、アリソン・クラウス「ボクサー」「グレイスランド」を歌いましたし、
Alison Krauss - The Boxer
Alison Krauss & Jerry Douglas - Graceland

No.200でイッシーさんが教えてくださいましたが、2008年の「ブルックリン音楽アカデミー」でのポールのトリビュート・コンサートでは、ジリアン・ウェルチデヴィッド・ローリングス「哀しみにさようなら」(Gone at Last)を演奏しました。
01 Gone At Last / Paul Simon & Gillian Welch 2008(注:ポールは歌ってません)

そして「近々リリースが予定されているポールの新アルバムに、ブルーグラスのグループが参加するらしい!?」ということが、3月から話題に上がっているのです!!!

それが、こちらの方々らしいのです・・・よかっぺ? いがっぺ!?

http://www.youtube.com/watch?v=_f6dRfP5f0A


この話題が7th Avenueさんのジオログで取り上げられた時、わたしは驚いてコメントを入れたのですが、彼はていねいなお返事の中で教えてくださいました。ガーシュイン賞の時アリソン・クラウスの後ろでドブロを弾いていたジェリー・ダグラスは、実は2006年の「サプライズ」ツアーに参加していて、ポールとは親しい関係なのだと。また、その脇でギターを弾いていた男性がポールに少なからず影響を与えているのではないかと・・・。

男性の名前は、ハーパー・サイモン(Harper Simon, 1972- )。ポールの「グレイスランド」の詩に「ぼくの旅の道連れは9歳」と歌われている、ポールの最初の結婚で生まれた息子です。ハーパーといえば、ポールの1997年のアルバム「ザ・ケープマン」(Songs from the Capeman)“Killer Wants to Go to College”でハーモニカを吹いていたのが印象に残っていますが、その後もよくポールのツアーにギターで参加していたんですね。

そのハーパーが、アラフォーにしてようやくシンガー・ソングライター・デビューし、昨年の10月13日(つまり父親の誕生日)にアメリカで1stアルバムを発表したのです。しかもそのアルバムは、カントリーの聖地・テネシー州ナッシュビルで、セッション・ミュージシャンたちとレコーディングされたというのです。7thさんが「その中でもポールとの共作である「テネシー」(Tennessee)という曲がカッコイイですよ!」とすすめてくださったのですが、試聴して気に入ってしまい、Amazonで購入してしまいました^^;

次回、そのアルバムのレビューをしたいと思っています。お楽しみに!

☆お楽しみコーナー☆

興味深い映像を見つけました。ハーパーがロサンゼルスで、ブルーグラスな?仲間たちと“You Ain't Goin' Nowhere”を演奏しています。バーズの歌(ナッシュビルでレコーディングされたというアルバム「ロデオの恋人」(Sweetheart of the Rodeo)に収録されています)で有名な、ボブ・ディランの作品ですね。(6月の里美フェスでも、仙台の「ファンタジック・ゲイリー・バンド」さんが演奏していたのを聴きました。)

いいなぁー、わたしもバック・コーラスのおねーさんたちに交ざりたいですう~~~

http://www.youtube.com/watch?v=tPzAvupzRXU


一方、父親はというと、俳優でバンジョーの名手であり、よき友人でもあるスティーブ・マーティン(Steve Martin, 1945- )とセッションしちゃってます。すごーい! 

http://www.youtube.com/watch?v=zFiUrTWHsY8


7th Avenueさんの元記事です♪
ポ-ルの新作アルバムは...
ブル-グラスへのアプロ-チ!!

※追記(10.11.03)

新アルバムは“So Beautiful or So What”というタイトルで、
リリースは2011年の初めになりそうだということです。
確実なのが“Love in Hard Times”と“Questions for the Angels”の2曲。
そして、噂されているのが、ボブ・ディランとのコラボが1曲と、
上でご紹介したブルーグラス・バンドとのコラボが2、3曲!?

最近ポールはこれまでのソロのカタログも含めワーナーからコロムビアに戻ったので、
発売はソニーからになるかと思われます。

7th Avenueさんの元記事です♪
< So Beautiful Or So What >

うー、特に緑字の部分が楽しみすぎます!!!
K山さん! mickeyさん! まーるさん!
茨城の、そして全国のブルーグラス・ファンのみなさま!!
ポールのファンでなくても、これはチェケラですよっ♪
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テーマ:お気に入り&好きな音楽 - ジャンル:音楽

「いつまでも若く」 by ボブ・ディラン

先月からサイドメニューの下に「来日アーティスト情報!」を書いています(といっても水戸にさえ情報が来ないので、Backstreetsさんからの情報を頼りにしているのですが)。今年はこのブログと関わりの深いシンガー・ソングライターが次々に来日するようです。でも、相変わらずチケット高いですねー。それに今ではわたしは東京までただライブを見に行くよりも、茨城でセッションするほうが楽しいので、チケットと交通費を用意できるなら、Aキーのホイッスルを購入したいと思っているのです(S&Gなら別ですが^^)。

今回は「いつまでも若く」(Forever Young)という歌をご紹介します。3月に来日&ライブハウス・ツアーが決まったボブ・ディランの70年代の作品です。1974年のアルバム「プラネット・ウェイヴズ」(Planet Waves)に収録されています。

プラネット・ウェイヴズプラネット・ウェイヴズ
(2003/11/19)
ボブ・ディラン

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この歌はアルバムの真ん中になぜか2バージョン収録されています。ロマンチックなスロー・バージョンの後に、ビートのきいた軽快なバージョンが続き、まったく違う印象でおもしろいです。わたしは先のスロー・バージョンのほうが好きかなぁー。詩のメッセージがより深く心にしみて感じられるからです。みなさんはいかがですか?

この歌のよさは詩のよさだと思います。
これはディランが自分の息子へ向けて書いた祈りの歌なのです。

神さまがいつでも守ってくれますように あなたの願いがすべてかないますように
いつでも他の人を助けてあげられ 他の人に助けてもらえますように
星に向かってはしごを架け 一段ずつ昇って行けますように
あなたがいつまでも若くいられますように

あなたが正しい人に育ちますように 誠実な人に育ちますように
いつでも真実を知り 周りの光が見られますように
いつでも勇気を持ち まっすぐに立ち 強くありますように
あなたがいつまでも若くいられますように

いつでもあなたの手がよく動き あなたの足が俊敏でありますように
風向きが変わった時でも 強い礎を持っていられますように
いつでもあなたの心が喜びにあふれ あなたの歌が歌われますように
あなたがいつまでも若くいられますように


歌の中で繰り返される“May you ~”は「あなたが~しますように」という意味です。文語的な表現で、親が子にあてた手紙のような印象を受けますね(ただ、堅苦しく感じられる表現なので、わたしは会話でも文章でも“I hope you will ~”を使っています)。

May your dreams come true! = I hope your dreams will come true.
(あなたの夢がかないますように。)

ボブ・ディランの90年代のライブ映像です。彼にもいつまでも若くいてほしいですね☆

http://www.youtube.com/watch?v=4NanoTz-46Q


先ほど「わたしはディランのスロー・バージョンが好き!」と言いましたが、もっと好きなのがジョーン・バエズのカバーです。わたしは彼女の歌でこの歌を覚え、ディランの作品であることを知って「うわー、ディランってこんなにストレートなラブ・ソングも書くんだなぁー!」と感動しました。彼女のはとても聴きやすく、母のあふれる愛が伝わってくるようで今でも大好きです。ここではライブ映像をお楽しみくださいね!

http://www.youtube.com/watch?v=favgoOn-U1I
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テーマ:'70年から'80年の洋楽 - ジャンル:音楽

「時代は変る」 by ボブ・ディラン

今から3週間くらい前の話なのですが、わたしは地元の新聞を読んでいて、社会面に偶然見つけた記事に注目してしまいました。

あのボブ・ディランがコンサートの前に住宅街を散歩していたところ、住民に不審者として通報され、取り調べを受けたのだとか。相手は20代の警官で、ディランの言うことが信用できなかったそうで、彼のことを知らなかったようだ、なんて書かれていました。

アメリカでも今の20代はたいてい、名前と「伝説的ミュージシャン」であることくらいは知っていたとしても、ディランに興味なんかないんでしょうね・・・。歌い手も聴き手も年をとりながら、未来へ向かって進んでいるけれど、その歌い手の歌や記録は過去へ向かって進んでいるように感じます。そうして時代は変わっていくんですね。

時代は変る時代は変る
(2006/12/20)
ボブ・ディラン

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そんなわけで、今日はディランの初期の代表作のひとつ「時代は変る」(The Times They Are A-Changin')を取り上げようと思います。1964年に発表されたディランの同名の3rdアルバムに収録されています。この歌は批評家や議員や親に対して「あなたたちの考えはもう古いんだ、今の世の中をよく見てほしい」と強く訴えるプロテスト・ソングで、ピーター・ポール&マリーなどはもちろん、サイモン&ガーファンクルやバーズも取り上げていますが、やっぱりディランの歌声の力強さには及びませんね

http://www.youtube.com/watch?v=aKm65xLpwIM


前年の「フリーホイーリン」に続き、このアルバムにもプロテスト・ソングが多く入っていて、曲もほとんどがバラッド調で、わたしにとっては親しみやすい作品です。5曲目の「ノース・カントリー・ブルース」(North Country Blues)は中川五郎(1949- )さんが「受験生ブルース」を作るきっかけとなった曲なのだそうですね。知りませんでした。そう言われてみれば、バラッドでよく用いられる"Come gather 'round ~"という出だしはまさに「おいで皆さん 聞いとくれ♪」ですよね

この「受験生ブルース」は高石ともや(1941- )さんの歌で有名になっていますが、その高石さんがなんとディランの「時代は変る」を日本語で歌う音源を見つけました。オリジナルに忠実な訳詞にビックリです!

http://www.youtube.com/watch?v=qYF0pGoOD9o
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テーマ:60年代の輪郭(音楽) - ジャンル:音楽

「北国の少女」 by ボブ・ディラン

大根、春菊、薩摩に冬瓜~♪

今回は「北国の少女」(Girl From the North Country)という歌をご紹介しましょう。ボブ・ディランの2作目「フリーホイーリン」(The Freewheelin')において、名曲「風に吹かれて」の次に収録されている作品で、こんな風に始まります:

>If you're travelin' in the north country fair
>Where the winds hit heavy on the borderline
>Remember me to one who lives there
>She once was a true love of mine


今、わがまちの運動公園では、「日立市産業祭」が行われています。
まさに「茨城のnorth country fair」ですし、寒空の下ですので、
この詩がひとしお心にしみるのです・・・

ところで、この詩に聞き覚えはありませんか? 特に3,4行目・・・。
そう、これって前回ご紹介した「スカボロー・フェア」じゃーないですか!?
(初めて聴いた時、まだS&G一筋だった松月はかなりビックリしたもんです^^;)

アルバムの解説によると、ボブは1962年の暮れにロンドンを訪れ、マーティン・カーシーが「ロード・フランクリン」(Lord Franklin)という歌を歌うのを聴いて感動し、「ボブ・ディランの夢」(Bob Dylan's Dream)のメロディに使ったのだそうです。「北国の少女」も同じ頃書かれていますし、その時に「スカボロー・フェア」も聴いたと考えられます。つまり、ボブ・ディランはポール・サイモンより2~3年早く、マーティン・カーシーから「スカボロー・フェア」を教わっていたことになるのです!!

ただ、ポールがギターのアレンジも含めてマーティンの歌をほぼそのまんま取り入れたのに対し、ボブは「スカボロー・フェア」を描写しながらも、「彼女は昔と変わっていないだろうか、凍えていないだろうか、そして僕のことを覚えているだろうか」と、かつての恋人を思いやる歌に作り変えています。ディランってこんなに素朴であったかい歌も作っていたのですねえ

さて、今日の映像はジョニー・キャッシュとのデュエットです。実はボブは「ナッシュヴィル・スカイライン」(Nashville Skyline)という1969年発表のアルバムの中でジョニーとこの歌を歌っているのですが、妙に澄んだ声で歌っていてビックリしました。「うわぁー、ディランってほんとはこんなきれいな声してたんだなぁー!」とうっとりしてしまう、松月のかなりお気に入りアルバムだったりします

http://jp.youtube.com/watch?v=v1JZly_jHeQ
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テーマ:懐かしのフォ-クソング - ジャンル:音楽

「風に吹かれて」 by ボブ・ディラン

☆松月のおすすめアルバム☆
フリーホイーリン・ボブ・ディランフリーホイーリン・ボブ・ディラン
(2005/08/24)
ボブ・ディラン

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今日5月24日はボブ・ディラン(Bob Dylan, 1941- )のお誕生日だそうです。67歳だそうです。前回に引き続き、ディランの歌について語ってみましょうね

手元の英語の本には、彼のハーモニカはブルースの影響で、ギターはさすらいの吟遊詩人ウディ・ガスリー(Woody Guthrie, 1912-67)の影響が大きい、と書かれていました。ウディに憧れて、ディランは1960年、大学を辞めてニューヨークへ旅立ち、フォーク・ミュージシャンたちが集まるグリニッジ・ビレッジ(Greenwich Village)で歌い始めたのだそうです。

彼の1962年発表の1作目は、自作曲は少なくトラディショナルが中心で、あまり話題にはならなかったそうですが、まさに「時代は変わる」んですね。翌年の2作目「フリーホイーリン・ボブ・ディラン」(The Freewheelin' Bob Dylan)の1曲目「風に吹かれて」(Blowin' in the Wind)があのピーター・ポール&マリーに歌われて全米2位を記録する大ヒットになってしまったのです。

そのアルバムにはほかにも「戦争の親玉」(Masters of War)や「はげしい雨が降る」(A Hard Rain's A-Gonna Fall)などメッセージ性の強い自作曲が収録されていて、公民権運動が高まっていた60年代を象徴する作品となったのですね。彼の歌は不安な社会情勢をよくとらえていて、彼は「時代の代弁者」と言われ、多くの人の支持を受けるようになったのだそうです。

さて、この辺でひとくぎり。今日は「風に吹かれて」を聴きましょう
みなさんもぜひご一緒に歌ってくださいね

http://www.youtube.com/watch?v=ced8o50G9kg

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テーマ:懐かしの洋楽映像 - ジャンル:音楽

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らいむ&りーずん(2011.4- )

現在、松月は千葉からゆる~く発信中♪

プロフィール( -2011.3)

松月

Author:松月(しょうげつ)
別名「日立の笛吹き娘」

20代ですが、アメリカン・フォーク・ソングに10年間も熱中しています。

茨城で演奏活動されている読者の方々の影響で、現在はブルーグラスに傾倒?
広場にティンホイッスルを持ちこんで、人と地球にやさしい?音楽を発信中。

ご感想・ご意見の書きこみ歓迎♪もちろん楽器(演奏の話)の持ちこみも歓迎♪各記事の下で、レッツ・セッション♪♪

初めての方は、こちらへどうぞ☆
松月の芳名録

YouTubeに演奏を載せています。
よかったら聴いてみてくださいね♪
The Whistlin' Gal from Hitachi

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