松月のRhymes&Reasons

アメリカン・フォーク・ソングの言葉と想い そして源流をたずねる旅

こんなことを書いてます♪

ピーター・ポール&マリー
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No.220 「魔法のドラゴン パフ」~日本語版「パフ」の絵本
No.133 「天使のハンマー」 by ピーター・ポール&マリー
No.129 「私の試練」 by ピーター・ポール&マリー
No.81 ミルトン・オクン~PP&Mとジョン・デンバーの架け橋
No.77 「ソング・フォー・めぐみ」 by ノエル・ポール・ストゥーキー
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「魔法のドラゴン パフ」~日本語版「パフ」の絵本

2008年10月にピーター・ポール&マリーの「パフ」(Puff, the Magic Dragon)を取り上げたとき気になっていた「絵本」も読んだので、こちらでレビューしたいと思います。

見つけた場所 → 日立市立多賀図書館 こどもとしょしつ

魔法のドラゴン パフ魔法のドラゴン パフ
(2008/03/13)
レニー リプトン、ピーター ヤロー 他

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夢の島ホナリーで暮らす、魔法のドラゴン・パフと少年ジャッキー・ペーパーの物語。

日本語版の訳者は国民的なミュージシャンであり、作家でもある偉大な(!)さだまさし(1952- )さんなのです。彼は昔から「パフ」が大好きだったそうで、1行1行から物語への思い入れが伝わってくるような文章を書いています。

中はこんな感じ。アーティストのエリック・ピゥィーバーレイ(Eric Puybaret)氏のイラストは本の全面に描かれ、目の前にホナリー島の世界が大きく広がります。グラデーションと影によって立体感が出て、パフやジャッキー少年がいきいきとして見えますね



でも、原曲を知っている方は、こんな疑問を抱くかもしれません:

「子ども向けの絵本にするのはいいけどさ、確かパフって、ジャッキー少年が大人になって遊びに来なくなったら、自信をなくして引きこもってしまう悲しいお話でしょ?」

確かにそうです。しかし、長い年月を経て、この物語に新しい命が吹きこまれたのです
(以下追記。ネタばれ注意!)

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テーマ:絵本 - ジャンル:本・雑誌

「天使のハンマー」 by ピーター・ポール&マリー

ピーター・ポール&マリーの名曲といえばたくさんありますが、「天使のハンマー」(If I Had a Hammer)も初期の代表作のひとつですね。

1949年にウィーバーズのメンバーだったピート・シーガーとリー・ヘイズが作り、はじめは「ハンマー・ソング」(The Hammer Song)というタイトルで歌われていました。「当初はあまりいい作品とはいえなかったけれど、後にPP&Mが素晴らしい曲にしてくれたんだ。」ピート・シーガー「虹の民」の本の中で確かそう語っていたと思います。

この歌は1962年の10月にPP&Mにとって初めてのTop10ヒットを記録しています。そして翌年、あのキング牧師が有名な“I Have a Dream”の演説を行った「ワシントン大行進」の時にも象徴的に歌われていたそうです。「勝利を我等に」(We Shall Overcome)と同じように、この歌も「公民権運動の象徴」だったのですね。

いたってシンプルなメロディ(実はこれもペンタトニック(5音階)なのです)、親しみやすいリズム、そして、平等や自由や愛を真摯に求めるメッセージ。この歌の力強さとPP&Mの熱心さが、公民権運動の真っただ中に多くの人の心を動かしたのでしょうね

http://www.youtube.com/watch?v=lUKB3PxG-0E


こちらはアーロ・ガスリーピート・シーガーの歌です。ピートはもともとこんなふうにソング・リーダーに続いて聴き手も一緒に歌えるように曲を作っていました。みなさんも一緒に歌ってくださいね。Sing Out Loud!

「シング・アウト」(Sing Out!)といえば、1950年の5月に創刊されて以来ずっと続いているアメリカのフォーク・ソングの雑誌の名前ですが、それはこの歌の歌詞からつけられたのだそうです。もちろんこの歌は創刊号で取り上げられています。

みんなで声に出して歌い、メッセージを発する。これぞフォークのスピリットですね

http://www.youtube.com/watch?v=ujzKk_4WBsE
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テーマ:懐かしのフォ-クソング - ジャンル:音楽

「私の試練」 by ピーター・ポール&マリー

きのうは申し訳ありませんでした、とつぜんブログを閉めたりして・・・。
ショックが大きすぎて、心の中では1日じゅう泣かずにいられなかったのです

PP&Mのマリー・トラバースさんがこの世を去ってしまいました・・・。

きのうの朝、新聞の社会面に記事を見つけて、頭の中が真っ白になりました。
Georgeさんからもさっそくメッセージをいただきました:

ショックです。今朝の新聞にマリー・トラバース死去のニュースが出ていました。彼女もこの歌(←「時代は変る」)をPPMで歌っていたと思います。また私達にとって貴重な存在感をもった人がこの世を去ってしまいました。白血病と戦っていたなんて知りませんでした。彼女が今の音楽家達に与えた影響は計り知れませんものね。ジョン・デンバーがあれだけ有名になったのも、一つは彼女のおかげですものね。
あー、まさに時代は変わってしまいますね。


わたしがアメリカン・フォークを聴き始めてから、今月でちょうど10年になります。これまでにも何度かお話ししていますが、PP&Mはこのブログのルーツのひとつで、特別な思い入れがあります。10年前のわたしはまだほんの子どもでしたが、マリーさんの歌声からにじみ出る優しさや気持ちの強さは、いつも勇気をあたえてくれました。ブログを始めてからは、彼女の歌声は本当に地域や世代を超えて、たくさんの方に愛されているんだということを知り、たくさんの方と同じ想いをわかちあうことができました。

そして今も、おそらくみなさんも同じ想いでいらっしゃることでしょう・・・。

今日はこの歌を選びました。「私の試練」(All My Trials)。
穏やかな曲と、マリーさんの優しい歌声が心にしみますね。

All my trials, Lord, soon be over.
(私の試練がすべて、神よ、すぐに終わりますように。)


彼女が白血病と闘っていたことはだいぶ前から知っていましたし、早く快復してほしいと願っていました。1か月ほど前に引退表明されたことを知り、少しばかり寂しさを感じたのですが、それからあまりにも早すぎると思いました・・・。

マリーさん、今まで本当にありがとう。きっともうつらいことはないから、
これからは神さまのみもとで、幸せに暮らせることを願っています。
そこでジョン・デンバーと再会して、また一緒に歌うこともできますように。
お別れはとっても寂しいけれど、わたしたちはずーっと忘れません。

素晴らしい歌と思い出は、わたしたちの心にいつまでも生き続けます・・・

http://www.youtube.com/watch?v=Ulm8F15tTyg
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テーマ:今日の1曲 - ジャンル:音楽

ミルトン・オクン~PP&Mとジョン・デンバーの架け橋

昨年の6月、「朝の雨」の記事の中で「ボブ・ディラン、ゴードン・ライトフット、ジョン・デンバーは、自分の歌がピーター・ポール&マリーに歌われて一躍有名になったシンガー・ソングライターなのです!」と言って、マネージャーのアルバート・グロスマンやプロデューサーのミルトン・オクンとのつながりのお話をしましたが、

PPMMポールさんがそれを読まれ、興味深いコメントを残してくださいました。記事を超えた話題なので、独立したエントリとしてご紹介させていただきますね

今日はジョン・デンバーとPP&Mを結びつけた素晴らしいプロデューサー、ミルトン・オクン(Milton Okun)さんの話で一緒に盛り上がることにしましょう

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テーマ:懐かしのフォ-クソング - ジャンル:音楽

「ソング・フォー・めぐみ」 by ノエル・ポール・ストゥーキー

☆松月のおすすめアルバム(じゃなくて、マキシ・シングルか^^;)☆

ソング・フォー・めぐみソング・フォー・めぐみ
(2007/02/21)
ノエル・ポール・ストゥーキー

商品詳細を見る

前項でも話題に出たので、今日はこの歌の思い出を綴ってみましょう。

今から2年ほど前、わたしは偶然立ち寄った水戸駅近くのCDショップで「アメリカン・フォーク」のコーナーに新譜が出ているのを見つけました。なんとあのピーター・ポール&マリーのポール・ストゥーキー(Noel Paul Stookey, 1937- )の新作でした。ポールさんが今も元気で活動を続けていることをほぼリアルタイムで知ることができ、近々来日公演をするとも書かれていたので、大喜びしたのですが、、、

「ソング・フォー・めぐみ」(Song for Megumi)。
30年前に北朝鮮に拉致された、横田めぐみさんに捧げる歌・・・。

このタイトルを見て、はっとしました。ちょうどその日、水戸駅の北口で「横田めぐみさんを救う会」の署名運動が行われていて、わたしは背景や活動の内容を詳しく知りたくて、外務省の青い表紙のパンフレットをいただいてきたところだったのです

☆関連リンク☆
「北朝鮮による日本人拉致問題」
背景や活動の内容はこちらのサイトでもご覧になれます。おすすめコンテンツは昨年できあがったアニメ「めぐみ」です。事件の経過がわかりやすく描かれています。無償でダウンロードできますので、お時間がありましたらぜひご覧くださいね!

そのパンフレットを読んで、深く考えさせられました。十数人の被害者のために北朝鮮と普通におつきあいができないのも問題だけれど、それ以前に被害者の家族の悲しみをしっかりと受け止めなくてはいけないと。めぐみさんもほかの人と同じように幸せになってほしいと望まれ、それは家族の幸せにもなりますよね。人の未来の幸せや自由を奪うことはあってはならないことですよね・・・

アメリカでも2006年に「めぐみ-引き裂かれた家族の30年」(Abduction : The Megumi Yokota Story)という映画が公開され、人々の共感を得たそうですが、それがポールさんの心を動かしたのでしょうね。下の映像でポールさんがインタビューに応じていますが、わたしがもらったのと同じ青い表紙のパンフレットを取り出しているのが見えます。それを読んで、めぐみさんと家族のために歌を作ろうと決心したのですね。めぐみさんのご両親は本当にうれしかったでしょうね。素直な愛の歌で、人々の心から心へ穏やかに、でも力強く訴えることができるのですから・・・

この映像もどうかじっくりとご覧になってみてくださいね!

http://jp.youtube.com/watch?v=HpQI_jNbASo


ブルーリボンえっ、わたし? もちろん買いましたよー。「風の中にあなたの声が聞こえます」と日本語でやさしく歌うポールさんの暖かいメッセージに心打たれました

そして後日、水戸駅での「救う会」の呼びかけに応じ、署名をしました。その時いただいた「ブルーリボン」を今でも大切にしています。青い色は被害者と家族を隔てる海の色であると同時に、どんなに離れていてもひとつにつながっている空の色なのです
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テーマ:心に沁みる曲 - ジャンル:音楽

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らいむ&りーずん(2011.4- )

現在、松月は千葉からゆる~く発信中♪

プロフィール( -2011.3)

松月

Author:松月(しょうげつ)
別名「日立の笛吹き娘」

20代ですが、アメリカン・フォーク・ソングに10年間も熱中しています。

茨城で演奏活動されている読者の方々の影響で、現在はブルーグラスに傾倒?
広場にティンホイッスルを持ちこんで、人と地球にやさしい?音楽を発信中。

ご感想・ご意見の書きこみ歓迎♪もちろん楽器(演奏の話)の持ちこみも歓迎♪各記事の下で、レッツ・セッション♪♪

初めての方は、こちらへどうぞ☆
松月の芳名録

YouTubeに演奏を載せています。
よかったら聴いてみてくださいね♪
The Whistlin' Gal from Hitachi

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