松月のRhymes&Reasons

アメリカン・フォーク・ソングの言葉と想い そして源流をたずねる旅

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「リムニーのベル」 by バーズ

平和の鐘

今日は8月15日。太平洋戦争が終結して63年になります。

1945年、広島市や長崎市への原爆投下をはじめ、日本中の町が空襲や艦砲射撃を受けましたが、今わたしのいる日立市もその1つでした。軍需工業地域だったので、主に工場に向けて3度にわたって連合軍による大規模な攻撃を受け、工員と一般市民あわせて1500人以上の尊い命が奪われたそうです。街で戦災の写真を見る機会があり、工場や市街地のように破壊された生活に耐える市民たちの姿にとても胸が痛みました。そして、改めて戦争の悲惨さ、平和の尊さを感じたのでした

もう2度とこんなことが起こらないように、、、過去の歴史を反省し、平和の尊さをずっと伝えていくために、1995年、市民たちは日立駅前に「平和の鐘」をつくりました。この鐘は恒久の平和を願う市民の心そのものであり、今でも1日5回、時を告げるメロディを奏でながら、わたしたちにメッセージを発し続けているのです・・・

「鐘」に関連して、今日の歌は「リムニーのベル」(The Bells of Rhymney)です。

この詩を書いたのは、アイドリス・デイビス(Idris Davies, 1905-53)というウェールズの詩人でした。彼はリムニーという町に生まれ、元々炭鉱の仕事をしていましたが、1926年、炭鉱労働者たちが労働時間の延長と賃金の引き下げに反対して起こした大規模なストライキを保守党の政府が激しく弾圧したことにより、彼は炭鉱の仕事をやめ、がんばって大学に入り、教職に就き、作詩を始めたのでした。この詩は炭鉱での災難が描かれた痛ましい物語なのです。ウェールズのいろいろな場所が出てきますので、興味のある方は地図で確認してみてくださいね

この詩はデイビスの友人で同じくウェールズの詩人だったディラン・トーマス(Dylan Thomas, 1914-53)のエッセイの中で語られ、ピート・シーガーがそれを見つけ、曲をつけたそうです。

そして1965年、バーズがアルバム「ミスター・タンブリン・マン」(Mr. Tambourine Man)の中でこの歌を歌い、あのビートルズに大きな影響を与えたそうなのです!

今日の映像は豪華3点盛りです! まず「ターン・ターン・ターン」(Turn! Turn! Turn!)、これもピート・シーガーの作品で、いずれ詳しくお話ししたい歌です。つぎに「リムニーのベル」、そして5月にご紹介した「ミスター・タンブリン・マン」です!

☆メンバー紹介☆
ロジャー・マッギン(Roger McGuinn, 1942- )(リード・ギター)
ジーン・クラーク(Gene Clark, 1944-91)(タンブリン)
デイビッド・クロスビー(David Crosby, 1941- )(ギター)
クリス・ヒルマン(Chris Hillman, 1944- )(ベース)
マイケル・クラーク(Michael Clarke, 1946-93)(ドラム)

http://jp.youtube.com/watch?v=OWlth2csLNw


☆関連リンク☆
始まりはいつもジョン・デンバー : The Bells Of Rhymney
ジョン・デンバーもミッチェル・トリオ時代にこの歌を歌っていたんですね!
12弦ギターのすばらしい演奏に注目です!!
↑読んでいただけたら評価をお願いします。↓コメントいただけるとさらに喜びます☆

テーマ:懐かしのフォ-クソング - ジャンル:音楽

*** COMMENT ***

NoTitle

いゃ~Dクロスビー若いですね。バーズはイージーライダーあたりからの浅いつき合い。初めて買ったシングルがこの2大ヒットのカップリング。

この頃はギターが印象的です。ジョージに影響受けて12弦ギターとか・・・。
メンバーも亡くなった人もいるけど、脱退、解散後もおつき合いさせていただいた方多いなぁ~

12弦ギター♪

oyaji910さん、

ほんとに若いですよねー。
これは1965年の映像で、5人ともアルバムの写真そのまんまですね。
ハーモニーも若さにあふれていてすばらしいですv-346

やっぱりこの曲には12弦ギターが欠かせませんね!
鐘のじゃらんじゃらん響く感じを表現するのに効果的ですねv-339v-269

ロジャーの12弦ギターはジョージの影響なんですかー。ちなみにジョージは
この曲に影響を受けて“If I Needed Someone”を作ったそうですね。

個性のぶつかり合い

司会者は俳優のデイヴィッド・マッカラムでしょうか。
アクの強いロジャー・マッギン、スリムな伊達男といった風情のジーン・クラーク、意固地そうなデイヴィッド・クロスビー、大人しくて冷静なクリス・ヒルマン、ドラムを叩くのがおぼつかない様子のマイケル・クラーク。5人の個性がぶつかり合っているのがよく分かります。口パクではないようですね。
女性のファンがかなり多いですね。ロジャー・マッギンと同じようなサングラスを掛けた女性も出てきました。
バーズはもともとマッギンとクロスビーとジーン・クラークがビートルズを意識して結成したバンドでした。マイケル・クラークはドラムの演奏技術よりもルックス重視でメンバーに迎えられたという噂もあります。
後に策士として活躍するクリス・ヒルマンの冷静さが少々無気味に感じました。

今日も暑いですね

炭鉱をテーマにした歌は結構あるものですね。PPMも歌った「スプリングヒルのバラード」も炭鉱夫の物語です。
日本にも悲惨な炭鉱の物語はたくさんあるわけでやはり石炭は人間の手で掘らなければならないので仕方ないのでしょう。
それでもその時はそれ以外に働く場がなく、働けるだけでも幸せだったのかも知れません。

デイヴィッド・マッカラムといえばテレビドラマ「ナポレオン・ソロ」でイリヤ・クレヤキンとかいうにやけた二枚目の諜報部員の役を演じて声は野沢那智が担当していたと思います。
いやあ実に古い話で松月さんにはつまらない話で申し訳ありませんでした。

それから「かみね動物園」紹介させて頂きましたよ。

時代を考えれば・・・

Backstreetsさん、

そう言われてみればそうですね。ロジャー・マッギンはバーズ結成前はチャド・ミッチェル・トリオのバックでギターを弾いていましたし、ジーン・クラークはニュー・クリスティ・ミンストレルズのメンバーでしたし、異なるグループのメンバーが集まったグループって、個性が強いのかもしれませんね。それに、ロックの演奏には慣れていなくて、はじめは大変だったそうですよね。

そうそう、意外に女性ファンが多いのにびっくりしました。でも、1965年ということは20歳前後ですし、当然といえば当然なのかも・・・。誰が一番モテたのでしょうね!?なんちゃってv-15

レモン鈴木さん、

「スプリングヒルのバラード」ですか、今度じっくり聴いてみますね♪
そうですよね、ホーボー・ソングが物語っているように、1920年代は不況の時代だったそうですものね。決まった場所で働けるだけでも幸せですよね・・・。

デイヴィッド・マッカラムっていうんですね。おっしゃるとおり昔の俳優関係は疎くて・・・^^;でもこのコメント欄はみんなのものですので、記事に関係ある内容であれば気になさらずにどんどん話題を広げちゃってくださいませv-354

ローカルな動物園をわざわざご紹介いただきありがとうございましたv-411v-343

デビッドとチャールズ・ブロンソン

いやー、デビッド・マッカラムとナポレオン・ソロですか。実になつかしいですね。
 チャールズ・ブロンソンというアメリカ人の俳優がいましたが、日本では「マンダム」の化粧品のコマーシャルにジュリー・ウォーレスが歌う「男の世界」をバックに登場していました。この人の奥さんがジル・アイルランドという女優でしたが、実はこの人、もとはデビッドの奥さんだったのです。
 映画の撮影でイギリスに渡ったチャールズですが、デビッドと息統合し、ついでにその奥さんとも息統合してしまったのです。2人の友人関係はその後どうなったのかよく知りませんが、ジルもブロンソンの男臭さにほれたのかもしれませんね。
 「男の世界」、タイトルだけだと任侠物のタイトルのように聞こえますが、実に良い曲ですよ。ぜひ一度聞いてみてください。 
 それにしても「0011」ナポレオン・ソロ、アンクルにスラッシュ、実になつかしいですね。

「男の世界」

Georgeさん、

関連情報ありがとうございます!
このデイビッド・マッカラムには、こんな人間関係があったのですか~!
「男の世界」っていう歌もチェックしてみたいですね。
今週また忙しくなっちゃいましたので、また時間のあるときにでも・・・v-345

はじめまして

はじめまして

gooで音楽専用ブログをやってますJOHN BEATLE LENNONという者です。
ジャンルを絞った素晴しいブログですね~

実は私のブログのエントリーで、ビートルズの「If I Needed Someone」をエントリーする前に、どうしても、ジョージ・ハリスンが影響を受けたバーズの「リムニーのベル」をエントリーしようと、記事の参考になるものを探している中で、松月
さんのブログに出会う事が出来ました。

この曲の訳詞はあるのですが、こちらの記事を読まさせていただき、この曲の持つ意味がお陰様で分かりました。
バーズは品格が感じられる大好きなグループです。

一両日の内にエントリー予定の記事に、松月さんの記事を引用させて(リンク)いただき、トラックバックもいれさせていただきます。

今後ともよろしくお願いします。

やっぱりジョージに影響を与えてましたかー^^

JOHN BEATLE LENNONさん、

ご来訪&メッセージありがとうございます!
このころはまだ純粋にモダン・フォークを追求していたんですよね・・・。
今はフォーク→ブルーグラス→アイリッシュとジャンルが広がってしまって(笑)
ウェールズのことを書いたのを、ケルトにハマってから読み直すと興味深いです。

この歌の背景はNo.47でご紹介した「虹の民」の本に詳しく載っています。
興味がありましたら、チェックしてみてくださいねv-411

TBありがとうございます。後ほどうかがいます♪

はじめまして

はじめまして。Carrotと申します。
松月さんの素晴らしいブログ たどり着きました。
実は 私 Youtubeで これまで好きだった楽曲をカバ-しているのですが
今回 友人から「Bells of Reymney」のリクエストがあり
カバ-しました。Youtubeの楽曲紹介で 松月さんの
ペ-ジでの照会文を引用させていただいて よろしいでしょうか?

私は 1986年のJohn Denverのソロコンサ-トで リムニ-の鐘を聞いて依頼
この曲が お気に入りです。もちろんピ-ト・シガ- バ-ズ版も。

お許しいただければ幸いです。

「リムニーの鐘」いいですよね

Carrotさん

ご来訪&コメントありがとうございます。しばらく更新できず申しわけありません。
「リムニーの鐘」へのコメントなので、この記事の下でお返事させていただきます♪

このアイドリス・デイビスのエピソードは、記事No.47でお話ししている
ピート・シーガーの自伝「虹の民におくる歌」において
詳しく語られていますので、機会があればご覧になってくださいねv-87

紹介文の引用は、この記事へのリンクを貼っていただければ大歓迎です。
(そうしていただけたら、ぜひこちらからもCarrotさんの演奏を紹介させてください)

あ、それからYouTubeのほうもフォローさせていただきますー。v-341

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No.45 「リムニーのベル」 by バーズ
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■ビートルズにも影響を及ばせたアメリカの雄 ~ ♪ リムニーのベル / ザ・バーズ

1964年に始まった英国バンドの全米チャートへの侵略(ブリティッシュ・インヴェイジョン)により、チャートから、はみ出しを喰らったアメリカのアーティスト達~そんなアメリカ劣勢の中、果敢に英国勢の前に立ちはだかったバンドがありました。 そのフォークとロックを融合
2010/02/15(月) 18:19:09 | A Day In The Life ~ 懐かしき1曲
らいむ&りーずん(2011.4- )

現在、松月は千葉からゆる~く発信中♪

プロフィール( -2011.3)

松月

Author:松月(しょうげつ)
別名「日立の笛吹き娘」

20代ですが、アメリカン・フォーク・ソングに10年間も熱中しています。

茨城で演奏活動されている読者の方々の影響で、現在はブルーグラスに傾倒?
広場にティンホイッスルを持ちこんで、人と地球にやさしい?音楽を発信中。

ご感想・ご意見の書きこみ歓迎♪もちろん楽器(演奏の話)の持ちこみも歓迎♪各記事の下で、レッツ・セッション♪♪

初めての方は、こちらへどうぞ☆
松月の芳名録

YouTubeに演奏を載せています。
よかったら聴いてみてくださいね♪
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